愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

ブログの中だけ☆お楽しみ企画第1段!

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12月に入って、寒さもぐっと増してきましたね。教室にもマスク着用で来てくれる生徒さんが増えてきました。「ワクチンが無かったから気をつけないと!」という声も聞こえます。元気に冬を乗り切れるように、皆さんご注意くださいね☆

今回は、じゃじゃ~ん!!エンジェルトーンブログ初!ブログ限定お楽しみ企画です。生徒さんやお母様方が、いつもブログを楽しみに読んでくださっている事への感謝を込めて、年末思いつき企画(笑)を決行致します!

ブログ限定企画なのでブログを読んでお気づきになった方のみ、合言葉でプレゼントゲットです!第1段のプレゼントは~~~若きリエ先生のオリジナル曲収録CDでございます!!こちらのCD、ウィーンへ渡欧前の2002年にサラマンカホールにて一発勝負で収録しました。渡欧するまで伴奏ピアニストをさせていただいていた合唱団員の皆さんにお渡ししたり、大切な友人へ渡してヨーロッパへ旅立ちました。

その後、2~3枚手元に残っていたCDも知り合った友人に渡してオリジナル原版1枚だけが実家に残っていました。オリジナル作品なので自分の中では評価がしにくく、青春時代の思い出。的な位置づけでしたが、昨年友人の結婚披露宴でこのCDの中の曲を何曲もバックミュージックで使ってくれていたり、CD作成時の2002年にプレゼントした友人が今もスマホに入れていつでも聴けるようにしているよ。と言ってくれたりしているので、きっと、少しくらいは、もしかすると、ヒーリング効果ありかもしれません(笑)

CDの中には、当時弾いていたベートーヴェンソナタ30番全楽章とリエ先生オリジナル12曲が収録されております。当時のオリジナル曲は、サラッとメロディだけ覚え書きのように書いて左のハーモニーはその時の気分でつけていたので現存する楽譜はありません。その後プラハにて友人の為に書いたヴァイオリンとピアノの組曲や、主人の為のピアノ曲は楽譜をプレゼントしたので楽譜のある作品です。いずれドレミファレッスンの曲たちと一緒にレコーディングをしたいと考えております。

というわけで!「CDを怖いもの見たさで聴いてみたいぞ!!」という方は、お子様のレッスンノート、もしくはライン、メール、SMSに「CD聴きます!☺」と書いてプレゼントの申込みをしてくださいね。確認のお返事いたします。

企画に合わせてCDジャケットを新しく作り直し中です。年末企画だけに、年末までに間に合うように頑張ってみたいと思います!

以上、お楽しみ企画のご案内でした~♪

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心に届く音は心からの音

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12月がやってきました!ついに今年もあと1カ月。締めくくりの一カ月を、皆さんと音楽で盛り上げていこうと気合い十分の里枝先生。寒くなって朝の早起きが厳しくなってきましたが、今日は早朝から「ブログを書くのは今だ!!」と頭の中に以前から書き止まっていたテーマを記事にするタイミングを感じてパソコンに向かっています。

今回書いてみたい事は「ピアノコンクールについて」

教室でもコンクールに挑戦して今の自分の力をステージで発揮する生徒さんはいらっしゃいますし、ピアノを何年も続けて練習していく中で、一度は挑戦してみたい。と思ったり、賞状やトロフィーに憧れたりする事も少なくないと思います。

コンクールに出て審査員の先生方の講評を頂くと、今後気を付けていかなくてはいけない自分の弱点も見えますし、運よく入賞すれば更に次へのやる気につながるでしょう。私も色々なコンクールを受けて、良い思いも悪い思いもしてきました。先生に教わった通りに練習をして、教えに忠実に演奏をして入賞はしても、目指す所までは届かなかった事もあります。

師事していた先生が、審査員席に座っていらした事もあり、コンクール当日の夜に少し苦い思いで(結果がいまいちだったので)御礼の電話をすると「私はあなたの演奏、とても良かったと思いましたよ。入賞結果は私も少し不思議ですが、良く弾けていたのでね、気にする事はないです」と言葉をいただき、自分の心がとても楽になった覚えがあります。あの頃の私の演奏は音楽の羽も持っておらず、羽ばたく事など到底できずに先生の言われるままにガリガリ練習して羽ばたいた気になって弾いていただけなので未熟なものでしたが、あの時に先生が私の演奏を肯定してくださったおかげで、コンクール結果だけが全てではない事を初めて知りました。

「日本のコンクールでは、ミスは絶対に許されない。だから、ノーミスだが、面白くない演奏者が勝つ場合もある」

というのがまだまだ根強いコンクール。テクニック重視の個性薄目の演奏で無難に弾く方が良しとされてしまうコンクールだったら、別に必要ないな。と思ってしまいます。

音楽は、しつけられた犬のような演奏ではなく毎日新しい花が開くお花畑であってほしいです。

そんな事を考えながら難しい顔をして座っている私に主人が、「リエに聴いてもらいたい曲があったんだった!」と流してくれた曲が今回の動画の曲です。フランス人歌手ZAZのSiという曲。私の好みドンピシャで初めて聴いて大好きになりました。そして主人が言った言葉「このZAZは、色んなコンクールやタレント発掘番組なんかに挑戦したけれど、ことごとく「汚い声」と言って相手にもしてもらえず、道端で歌っていたんだよ。そこから開花したんだ。心から訴えるものがある芸術が必ず人を感動させるんだよね」

このタイミングで私にこの曲を持ってくるところが、さすが!!と近くにいてくれる主人の存在の大きさを感じます。のろけているのではなくて(汗)言いたい事は、エンジェルトーンでは規格外に羽を広げる勇気を持って伸び伸びと弾きましょう!という事です。

皆さんには、沢山のお話を曲の中から感じてもらいたいですし、その中で響きの美しさを味わってもらいたいです。もちろん、テクニックもつけますよ。基本は大事ですからね。沢山の可能性をピアノの演奏に詰め込んで弾いていきましょう♪

 

♪♪朝倉ノ二―さんのブログにフランス語からの訳詞を見つけました。深い詞に感動して決意新たに今日もレッスンです!

Si j´étais l´amie du bon Dieu
Si je connaissais les prières 
Si j´avais le sang bleu 注1
Le don d´effacer, tout refaire 
Si j´étais reine ou magicienne 
Princesse, fée, grand capitaine 
D´un noble régiment
Si j´avais les pas d´un géant 

  もしも私が神様の友達だったら
  もしも私が祈りの言葉を知っていたら
  もしも私が高貴な血筋だったら
  消去し、すべてを作り直す能力を持っていたら
  もしも私が女王あるいは魔術師か
  王女か、妖精か、
  立派な連隊の大隊長だったら
  もしも私が巨人の歩幅を持っていたら

Je mettrais du ciel en misère 
Toutes les larmes en rivière
Et fleurirais des sables où file même l´espoir
Je sèmerais des utopies, plier serait interdit
On ne détournerait plus les regards

  私は不幸のなかに大空をもちこみ
  すべての涙を川に流すだろう
  そして希望さえ流れ去る砂漠に花を咲かせるだろう
  私はユートピアの種を蒔くだろう
  屈することは許されない
  私たちはもう目をそむけないだろう

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Si j´avais des milles et des cents 注2
Le talent, la force ou les charmes
Des maîtres, des puissants
Si j´avais les clés de leurs âmes
Si je savais prendre les armes
Au feu d´une armée de titans 注3

  もしも私が莫大な財産や
  指導者たちや、有力者たちのような
  才能や、力やあるいは魅力を持っていたら
  もしも私が彼らの魂を開く鍵を持っていたら
  もしも私が巨人たちの軍隊の砲火に対し
  武器を取ることができたなら

J´allumerais des flammes
Dans les rêves éteints des enfants
Je mettrais des couleurs aux peines
J´inventerai des Édens
Aux pas de chance, aux pas d´étoile, aux moins que rien 注4

  子供たちの消えゆく夢のなかに
  炎を燃やすだろう
  苦しみに色づけするだろう
  楽園を創り出すだろう
  不運な人々のために、星に恵まれない人々のために、数に入れられない人々のために

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Mais je n´ai qu´un cœur en guenille
Et deux mains tendues de brindilles
Une voix que le vent chasse au matin
Mais si nos mains nues se rassemblent 注5
Nos millions de cœurs ensembles
Si nos voix s´unissaient
Quels hivers y résisteraient ?

  でも私は、ボロをまとった心と
  小枝から差し伸ばしたふたつの手と
  朝、風が吹き消してしまう声しか持っていない
  でももしも私たちの何も持たない手が集まり
  私たちの100万の心がいっしょになったら
  もしも私たちの声が合わさったら
  どんな厳しい寒さがそれに逆らえるというの?

Un monde frère, une terre âme sœur 注6
Nous bâtirons dans ces cendres
Peu à peu, miette à miette 注7
Goutte à goutte et cœur à cœur

  兄弟となる世界を、魂の姉妹となる地を
  私たちはこうした灰のなかに築くだろう
  少しずつ、ひとかけらずつ、
  ひとしずくずつそして少しずつ心を通じ合って

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Peu à peu, miette à miette
Goutte à goutte et cœur à cœur

  少しずつ、ひとかけらずつ、
  ひとしずくずつそして少しずつ心を通じ合って

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おばけちゃんと太陽

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さぁ!11月も最終週の始まりです!日曜日は大人のレッスン生さんが午前中にお越しくださいますので、「あっという間に12月が始まってしまいますねぇ」とお話すると「今年は凄く速かったです」というまさに大人の返答がかえってきます。子どもの頃は「あっという間に1年が終わる。」なんて大人の言葉がピンとこなかったはずなのに・・・今は時計に引きずり回されているような気すらします(笑)

そんな飛ぶような毎日、皆さんとのレッスンの時間はとても充実した幸せの時間です。今回は最近の教室レッスンで、喜びから思わず笑顔になった素敵な一コマをご紹介しますね♪

教室では毎日色々な音楽とお話が飛び交います。毎週レッスンをご覧くださるお母様方は、ポンポン曲のイメージの話が出てくる私のレッスンをどんな風に聞いてくださっているのでしょうね?「リエ先生の頭の中はおもちゃ箱かしら?」なんて感じられる事もあるのかもしれませんね(笑)

エンジェルトーンの目指すレッスンは「メロディから浮き上がる世界をキャッチして響きの中で表現する事」近ごろ、楽譜から音の海へ飛び込む事の出来る皆さんがどんどん増えてきている事に感動しています!そして、その影響がお子様からお母様まで伝わってる様子を発見しました!

先日のレッスンでの事、いつものように開いた練習テキストの中に見慣れないかわいいイラストを見つけたのです。メロディの雰囲気が暗くて寂しい響きのところには「おばけのマーク」明るく元気なところには「お日様マーク」絵心ゼロのリエ先生は、テキストに絵を描く事がないので、かわいいイラストにビックリ!「あれれ~、このおばけちゃんはどうしたの?」と生徒さんに尋ねてみると・・・「ママがね、書いてくれたの!」と教えてくれました。「ここは暗いところだから、おばけが出てきて、明るくなると太陽になるの。」とお母様と一緒に曲の2面性を見つけてくれて、工夫して下さっているその特別な楽譜にとても感動しました。

導入から始まり、ある程度の演奏力をつけるまでに使うピアノテキストには、親子の歴史が刻まれていると素敵だなぁ、と思います。私は小さい時の楽譜を処分せずに持っており、時々開いてはその頃の自分と母との日々を思い返したりします。あの頃はとにかく必死で、イメージをつけて弾こう!なんて頭の片隅にもなかったので、イラストが出てくる事はありませんが、母の字で「里枝小学〇年 発表会」なんて書いてあるだけでも嬉しくなります。いつも側にいてくれた母の存在は、生徒さんが大人になってからありがたく気づくものなんですよね。

教室の皆さんのテキストには、お母様から書いて頂いたイラストや、色塗りが見られ、レッスンノートにはその時々の練習の様子が一言添えられていたり、と愛情にあふれています。「この曲はママが好きだから合格してからも毎日弾いているの」という声も聞かれて、ピアノが親子のつながりの1つのきっかけになりつつある様子を感じられる事に本当に幸せを感じますし、お母様方には感謝が山盛りに積もっております。

お子様が前向きに、お話を読むように楽譜やピアノに向かえるレッスンを伝えていきたいと思います。

かわいいお母様からのイラストやメモ書きから卒業されたレッスン生さんに待っているのは・・・里枝先生特性、イメージの覚え書きです。「こんなイメージで弾いてみるとこのパッセージがぴたりとはまるよ!」という想像の世界が書き込まれていきますよ~。こちらは、大人になってから読み返すと笑ってしまうメモ書きとなるでしょう(笑)それでいいんです♪音楽は心を元気にするものですからね☆

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冬レッスンに向けて

 

 

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11月もあっという間に終盤戦です。教室の生徒さんからもクリスマスの話題が上がるようになってきました。

さて、先週は今後の冬レッスンに向けて教室のエアコンを業者さんにクリーニングしていただきました。依頼した際に、エアコンの型番をお知らせしたところ「とても難しいタイプなので時間が4-5時間かかります。」とお返事をいただき、レッスンに支障が出ないよう午前9時からお願いしました。遅くても午後3時までには終わるだろう。との予想でしたが、まず業者さんピアノとエアコンの位置関係に愕然とされ・・・ピアノ移動でフローリングへの傷が付く事が心配で固まってしまわれたので、結局ピアノ移動を何度も見て経験している父、兄、主人の力を借りて移動し作業に取り掛かっていただきました。

こういう時、ピアノのサイズの大きさには本当に手をやいてしまいますが、楽器の王様ですからね。仕方がありません。何重にも保護カバーをかけてもらい、レッスン室のエアコンクリーニングに取り掛かっていただきました。

が!!「難しいタイプ」と初めから言われていただけあって、分解するだけでもの凄く時間がかかり、聞こえてくるのは業者さんの苦戦する声ばかり(汗)「あれ?ここどうなってるんだ?!このカバーの奥が基盤か~!!」などなど、クリーニングに取り掛かる前に時計はお昼を過ぎ、お昼休みも早々にすぐ作業にとりかかってくださいましたが、クリーニング終了後に分解したエアコンを元通りにするのに、最高に時間がかかり3時…4時…5時…と時間が過ぎてレッスン生の皆さんには振り替えレッスンのご連絡を徐々に入れていく結果となりました。

突然の変更、大変申し訳ありませんでした。皆さん、金曜日の祝日に振り替えを了解してくださりありがとうございました。

作業が終わったのは午後6時でした。「はぁ~~~~~~疲れた」と作業してくださった方の声を聞いた時には「お疲れさまでした~」以外に言葉が出なかったです(笑)

ピアノをもとの位置に戻したのは翌日となりました。

冬は乾燥もひどくなりますし、ウィルスも飛びやすいので、教室の方も出来る限り安心レッスンを受けて頂けるよう気を付けていきたいと思います。

昨日からオイルヒーターもお目見えして、空気清浄機と並んで運転しております。寒い冬への支度も万全!張り切って弾きにきてくださいね☆

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お気に入りのピアニスト

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あわわ・・・としている間に11月も中旬へ!!ここから一気にクリスマス色に街は変わっていきますね。寒くても暖かな気持ちにしてくれる嬉しい季節の始まりです!

教室ブログが少し停滞気味でごめんなさい。先月 急きょ主人の来日が決まり、それに伴う準備でバタバタ、来日後は役所への届け出など色々と予定が詰まって走り回っておりましたが、先週は1週間お休みを頂き諸々の手続きもひと段落してきました。

にぎやかになったリエ先生宅。さらにパワー全開でレッスンも、ブログも進めていきますね!

さて、今日はピアニストとして活躍される世界の名演奏家について。前々から書きたいと思いつつテーマに出来ていなかった事を綴ってみたいと思います。

私は、今までに1度だけ「好きなピアニストって誰?」と年配の音楽愛好家の方に尋ねられた事があります。その頃は大学生でよく来日していた演奏家のコンサートに足を運んでいた頃だったので「アルゲリッチとかブーニンの演奏は素敵でした。」と答えたら「そうかぁ。やっぱり時代が違うか。リヒテルとかは言わないんだなぁ」とその方が仰られて少し驚いた事があります。

CDを購入しようとお店を覗けば、同じ曲を録音したピアニスト達のCDがずらりと並ぶほどにピアニストの数は多いですよね。それぞれの演奏家が曲へ込めた思い、情景、テクニックや音色などが違うから聴衆もそれを楽しめるのだと思います。自分の心に訴えかける演奏をするピアノの音を聴かせてくれるピアニストを見つける事は、心の安定剤として良い事ですよ。

私はチェコ留学時代、ピアノを弾いていない時はいつもクラシックのCDをかけていました。時にオペラだったり、交響曲、ピアノなど色々でしたが、ピアノ曲のCDを聴いて初めて涙したのがロシア人ピアニスト・指揮者の「ミハイル・プレトニョフ」でした。いつも聴いていたはずのCDでしたが落ち着いて聴いてみた時に、演奏家が伝えたい悲しみがドーンと入ってきたのを覚えています。それまで、テクニックテクニックと技術ばかりを磨いていた私の軌道を変えた演奏との出会いです。(プレトニョフのテクニックはもちろん素晴らしいですけどね)

演奏を人の前でする事は、勇気のいる事です。誰かが必ず批判をします。それでも大切な事は自分の伝えたい音・気持ち・信念を手放さない事。不安や恐怖に打ち勝って自分の気持ちを表現した演奏は人の心に伝わりますからね。そして自分の表現したい事の為だからこそ、テクニックを磨く根気強さも生まれます。批判を恐れず気持ちを表現することは演奏の第1歩かなと思っています。芸術の世界は取り扱い説明書通りでなくても良いですから。

技術と共に、表情豊かな演奏を作る力を皆さんにも育ててもらいたい!といつもレッスンに取り組んでいます。

そして、お気に入りのピアニストさんを見つけられたらその演奏の中からヒントをいっぱい探してみましょう!心に刺さった演奏の秘訣はどこだったのかな?と探求してくださいね。

最近はあまりゆっくりCDや演奏会を聴いている時間がないのですが、内田光子さん、フジ子ヘミングさん、ミハイル・プレトニョフさん、キーシンさん、アルゲリッチさん等々お気に入りのピアニストのCDは私も沢山あります。是非、皆さんも沢山の演奏を耳にしてみてください。ヒントをいっぱい得られますよ。

素敵な演奏家のコンサートを見つけた時にはまたご案内しますね☆一緒に出掛けましょう♪

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秋はロマンチック♪~大人ピアノ~

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すがすがしく晴れた日から一転、週末に向けてお天気下り坂のようですね~・・・なかなかスケジュール通りにはお天気動かないようです。

さて、今日は大人ピアノの皆さんとのお話です。大人の始まりがどこなのか?難しい所ですが、教室では高校生以上からは月に2回のレッスンが選択可能としています。高校生になっても続けたいと思うその気持ちは、本当にピアノを好きでいる人だからもてる感情です。大人ピアノの仲間入りには十分かな。と思っています。そしてレッスンへは70代になられる元気な人生の大先輩方も一緒にピアノを楽しみに通ってくださっています。そう思うと、ピアノって本当に一生楽しめる楽器と言えますね。

金管楽器だと、肺活量で苦しさを感じるときが来るかもしれない。弦楽器では、楽器を支えて持つフォームが辛いと感じるときがくるかもしれない。歌はのどに注意が必要、など楽器と体とのバランスがとり辛く感じる時が来るかも?しれませんが、ピアノって、弾く姿勢に関しては、とても自然な状態でいられる楽器だと思いませんか?他の楽器のようにいつも持ち歩く事は出来ないけれど、楽器の王様らしく「ドーン」と構えるその威厳は、小さな時から老いるまで私たちを受け入れてくれる素晴らしい楽器ですね。

話がそれてしまいました・・・(笑)

大人の皆さんとのレッスン中に、息子がひょっこり登場する事が時々あるのですがその際、「パパに作った曲を聞かせて」と突然私に頼んだ事がありました。「えっ?!あぁまた後でね、今はレッスン中だからね」と言うと「先生、良いじゃないですか。聴かせてあげてください。私も聴きたいです」とご親切すぎるお言葉をいただき私がもう12~3年前に主人の為に書いた曲を1曲聴いて頂いたことがありました。この曲、主人に恋する若きリエ先生の作品なのですが(笑)今でも主人のお気に入りで、娘も真似して弾くようになり、時々我が家で流れるようになっています。

生徒さんからは「素敵ですね~。是非次のコンサートで弾いて下さい!皆さんに聴かせてあげてください」とありがたいお言葉をいただき「やっぱり先生はピアニストなんですね。ご主人は幸せだわ~」と逆立ちでもしたくなる感想をいただきました。

その時に言った私の言葉、「この曲を弾くと、一気に気持ちがタイムスリップするんですよ。出会った当時に心が飛んで、相手を思う気持ちが充電出来る感じです。これも音楽の持つ力ですよね~。ハハハ。ロマンチック過ぎますか~?」でも、是非この気持ちを共有していただきたい!と思い生徒さんに新しくお渡しした曲はメンデルスゾーンの無言歌集より「デュエット」です☆☆☆

プラハやドイツの演奏会でも弾いたこちらの曲、教授からは「ロマンチックな里枝ならではね~」と言われておりましたがとっても甘くて二人の気持ちが溶け合う素敵な1曲です。「秋はロマンチックに、若き恋心を一緒に歌いましょう~♪」との隠れメッセージを込めております。

他にも、大人ピアノではシューマン作曲リスト編曲の「献呈」を弾いて下さっている生徒さんもいらっしゃるんです。シューマンが結婚式前夜に妻クララにプレゼントした歌曲集の第1曲目。溢れる愛が詰まったこちらの1曲も、レッスンの中では弾いている生徒さんと一緒に結婚式前夜の幸福感へタイムスリップして燃える愛情ピアノが響いております♪あの喜びを知って弾けるというのが、大人ピアノの醍醐味です!!経験は音に出ますからね☆

音楽って素敵☆一瞬で気持ちを変えるその力ってすごいですね。中学・高校・大学時代の多感な時期に聴いた曲が簡単にスマホで聴ける今、私は毎朝中学生までタイムスリップしています(笑)

ロマンチックな気持ちで、優しいメロディが響くエンジェルトーンの空間♪秋にぴったりです☆☆☆

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繋がる!音と色

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あっという間に10月!小学校の運動会が終わり、今週末は幼稚園・保育園の皆さんの番ですね!ここのところ、なかなか予定通りに進ませてくれない週末のお天気が続いていますが、今週はどうかな?皆さん張り切ってスポーツにダンスにしてきてくださいね~♪

運動会と言えば、音楽に合わせて入退場がありますね。小学校くらいにもなれば1・2!とリズムにも楽に乗れるようになりますが、小さな3才くらいのお子様は音楽が聞こえてはいてもそれに合わせて行進まで出来るかどうか、分かれてくるところだと思います。昨年から始まった「ドレミファレッスン」のコースに通う小さなお子様たちも、レッスン初めでは お歌に合わせてリズムとりをするのを難しそうにしています。付き添われているお母様も、心配そう。(うちの子リズム感無いわ・・・)というお顔で見られたりします。その瞬間に「ドレミファレッスンでピッタリリズム打ち出来るようになりますからね。大丈夫なんですよ♪」とお声がけしています。これ、夢でも慰めでもなく本当です!みんなリズム大好きな子達に変身してくれます☆

ドレミファレッスンを卒業されたお家のお母様からは「保育園でリズム感が良いと褒められました」という嬉しいご報告をお知らせいただき、色んな動物リズムの歌を作ったかいがあったなぁ♪と思った秋の始まりです☆

頑張るみんなに負けないようリズム・テンポよくブログを更新していくはずが、少し時間が空いてしまい申し訳ありません!

今日は色塗りのお話。レッスン生の皆さんは、導入のレッスン中はいつも色鉛筆をバッグに入れてレッスンに通ってくださいます。音の色塗りをして譜読みに慣れる為のトレーニングですね。その後、年齢や力に合わせて使う教材も変わり色鉛筆は登場しなくなっていくのですが、新たな色鉛筆の出番が見つかりました!

そこにたどり着くまでには、1つの素敵なお母様のお話があります☆

導入教材をやり終えて、次にピアノと言えばお馴染みの「ブルクミュラー」に進めた時のお話です。教本は色々な出版社から出されており、シンプルなものから、凝ったものまでバリエーションも豊か。その中で私が選んだ楽譜は、イメージ力も育てつつ、優しいタイトルの挿絵が好印象の1冊でした。

この楽譜を渡すときには、まず私がどうしてこの本を使おうと思ったか、優しい色使いやイメージの助けになる注書きなどについても一緒に生徒さんと見てお話をし、それから1曲目へと挑戦していきます。

楽譜の最初の方はオールカラーで色あざやかなのですが、挿絵の色も途中からはモノトーンになってしまうこちらの楽譜、のはずが・・・ある生徒さんの楽譜は全部カラーなのです。生徒さんが気持ちよさそうに弾いているので一人(あれ?新しくオールカラーに改定されたのかな?)と思いつつレッスンを続け、「これ、きれいな色ついてるね~、先生のは黒白だよ」と言うと「お母さんが塗ったよ」と思いがけない答えが返って来てビックリ仰天!

「プロじゃないですか~!!」と言わずにはいられない素敵な色使いで、お母様の愛情を感じました~!「塗りだしたら楽しくなっちゃって♪」とお話くださる優しい笑顔。お子様の楽譜で大人のぬりえをされるなんて、オシャレ感覚が飛びぬけているなぁ。と憧れました。(題名のイメージにもピッタリで本当に素敵でした)

その日以来、この曲集を始めている子に「あのね、この本初めのうちは綺麗に色がついているんだけど、途中からは色が抜けているでしょ?でも、素敵な絵だから是非この曲を弾いた感じで色を付けてみて欲しいなぁ~」と言います。お母様の素敵なアイディアがエンジェルトーンに広がっています。

昨日も、とっても優しい色使いで見事な色塗りを披露してくれた4年生の女の子がいました♪ マイ楽譜は自分だけの宝物。ただレッスンの注意事項だけでなく、こんな風に色がついている楽譜だと、きっと大人になって見返した時にほんわか暖かな気持ちになりそうですね。「〇年生の時には、この曲をこんな気持ちで弾いていたんだなぁ。」って笑顔で思い返してもらえる時間を一緒に過ごしていきましょう!

私の高校時代の同級生は、受験前の楽譜がパートごとに違う色で塗りたくってありました。ちょっと過激すぎて「おぃおぃ、これすごいね・・・」と(仲良かったので)突っ込みましたが、その時にしかない気持ちを色とつなげるって素敵な事かもしれません。

是非、皆さんも楽譜に愛を注いでください♪

愛と言えば・・・次回は「ロマンチックな秋」をテーマに大人ピアノのお話です☆

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