愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

卒業生H君との思い出♪

子供がタコのバルーンアートをもらってきました♪

連日、大雨で雷も鳴り安定しないお天気ですね。昨日は、各小学校引き渡し下校となりましたが、「大雨で少し歩いただけでも靴下がベタベタだったから裸足で来たよ」という子もいらっしゃいました。この雨を抜けると、次は猛暑かな???夏の到来ももう少しですね。

身内の入院等ありバタバタしていたため、前回のブログから時間が空いてしまいましたが、今日はコンサートを期に、教室を卒業された殿堂入りエンジェル卒業生さんとの思い出を残しておこうと思います♪

4月で中学1生になられたH君。彼がエンジェルトーンにお母様と初めてお越しくださったのは、可愛いらしい幼稚園時代・5歳の夏でした。

レッスンには、いつもお母様が一緒にご参観くださり、にこやかで暖かい視線に見守られながらH君は、始まりのドを弾き始めた時から黙々とレッスンを進めていくお子様でした。成長の中で、なかなか弾けずにイライラする曲などにも当たったはずなのですが、H君は弱音を吐かない。放棄もしない。小言は言わず難所克服に向かって一途に頑張る生徒さんで、私の方が「大丈夫かな~?無理してないかな~?」と思ってしまうほどでした

そんなH君が見せる笑顔!これはまさに天使のほほえみで、「上手く出来た!」「満足!」という気持ちがある時にだけ現れる特別版の笑顔でした。私はH君のこの笑顔の大ファンで、この笑顔を少しでも多く見るために!(笑)レッスンを進めていました☆

小学校最後の1年間は、今までの集大成としてこれまでクラシック中心で進めていたレッスンをポピュラー音楽とクラシックの交互の選曲にチェンジして、今流行りの曲にも色々挑戦していけたのが、最後のエンジェルコンサートへの選曲につながったのかな。と思います。

「最後のコンサートになるから、思い出に残る大曲を弾きたい」という思いからいつになく選曲には時間をかけて、お母様にもご相談にのっていただき決めたクラシック曲はベートーヴェンピアノソナタ「悲愴」より第3楽章。音楽科受験生達が弾くような曲なので「かっこいい曲だし私も大好きだけど簡単には弾けないよ。ページ数も多いし、かなり練習がいるよ」と確認をしましたがH君は「はい。頑張ります」と気合い十分に答えてくれる男前でした。

それからのH君の練習は凄かった!悲愴はこれまでにない大曲で、弾いても弾いてもまだ終わらない。奥が深く気を抜く所は全く無い曲でしたが、週を重ねる毎にクリア出来る箇所が増えステージでの演奏へと繋がりました。H君は最後まで「練習が大変です」という事を言わなかったけれど、練習量をかなり増やして努力したこと。リエ先生はちゃんと感じていましたよ♪本当によく頑張ったね。

そしてもう1曲は、テレビで流れていた「大人アガル犬山」のコマーシャル曲。H君にはぴったりの優しい爽やかな曲調できっと気に入ったんでしょうね。お母様が名鉄に問い合わせをされて曲名等お尋ねくださったのですが、曲名も楽譜も見つからず「先生楽譜を書いてください」とリクエストが入りました。

なので、H君が弾いたステージでの1曲は私とH君しか楽譜を持っていない限定版です(笑)H君、走り書きの汚い楽譜をがんばって解読してくれてありがとう。悲愴が難しすぎて、なかなかこちらまでレッスンが及ばずビデオで演奏研究になる事が多かったけれど、クラシックとは違う自由さを上手に表現してくれました。

私はH君のステージ演奏を、譜めくりという形で一番近くで体中にしみ込ませながら聴きました。演奏写真に写ってしまって申し訳ないなぁ・・・と思いましたが、一緒に弾いている感覚で、盛り上げる所は後ろからパワーを送っていました♪幸せな、贅沢な時間。忘れません。

H君のコンサートカードには

「目指す演奏が出来ました!そして、100点の演奏が出来ました!」

「6年半先生とピアノを続ける事が出来て、とても嬉しかったです。これからは疲れた時にピアノを弾いて楽しかった時を思い出したいです。」

と書いてありました。私もH君との時間を沢山楽しみました。ありがとう。そして、H君とピアノの関係がこれからも良好に続きそうなメッセージに心底ホッとしています。いつまでも、ピアノがH君の気持ちを受け入れてくれる魔法の存在でありますように。

ずっと応援しているよ。

以前、教室を卒業したS君を送り出した時に「いってらっしゃ~い!」と送り出したので、それからは卒業生にはこの声掛けにしよう!と決めています。いつでもひょっこり顔を出してね♪

H君!沢山の天使のほほえみをありがとう!頑張るんだぞ~!いってらっしゃ~い!!

H君から「リエ先生はお花が好きだから」ととても上品な一輪挿しをいただきました☆
ありがとうございます♪