愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

レッスンで出来ない所を克服しよう!

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台風が続き、運動会のお天気が気になりますね。日頃の練習の成果が発揮できる快晴の運動会になると良いですが・・・

さて、今回のテーマは再度、お家での練習をテーマにしようと思います。教室に通ってくださっている大半の皆さんは、お家での練習を積極的に出来るお子様が多く、レッスンにもニコニコ通って元気に演奏してくれています。これは、お家の方のサポートのおかげです。上手に毎日の練習へと導いて下さっていることに感謝するばかりです。

少しずつ複雑になっていくピアノテキストを、出来るだけ負担を少なく進めていけるよう、一人ひとりのレッスンで丁寧に教えていきたいと心掛けていますが、導入期、最初の部分が楽に進めてしまった子ほど、両手奏になり簡単に弾けなくなってきたあたりで壁にぶつかってしまうように感じます。悔しそうに鍵盤の前で弾かずに止まってしまう子を見ていると、幼かった自分を思い出します。

私の両親は音楽の世界とは特に関係のない人でしたので、家では誰もが初心者。ピアノを始めたは良いが常に大変な思いをしてきました。初めに通った3才当時のグループレッスンでは1学年年上の子に混ざってレッスンを受けていたため、みんなが弾けるのに自分はなかなか出来ない悔しさでよくレッスン中も泣いていたと母は言っていました。その後小学校6年間は、専門的なコースへ進んだため、ピアノ演奏だけでなく作曲や伴奏付け、即興演奏、楽典、聴音など週に2回のレッスンでピアノの練習を休む事など許されない状態でした。周りの子達は、優秀な子ばかりだしテキストの量も宿題も毎週沢山で、あの劣等感の中良くやめなかったなぁと思うほどです。

今となっては、母にあの頃私がどうやって家で練習していたかを聞く事も出来ませんが、両親、恩師の応援とピアノが好きな気持ちだけが私の厳しいピアノ道を照らしていたのだと思います。(きっと、いっぱい泣きながら練習していたと思いますが・・・)

話がそれましたが、お家での練習で もしお子様が行き詰ってしまっている場合には、音を読む事くらいにとどめて「先生にレッスンで教えてもらおう」と声をかけてあげてください。生徒さんの中には、レッスンでは上手に弾けないと弾いてはいけない。という気持ちを持っている子や、導入から私のレッスンを受けている子の中には、1回で合格しないといけない。と思い込んでいる子がいるように感じます。「初めから上手に弾けたら、先生の所に来る必要ないでしょ~。一緒に綺麗な演奏を作っていくのだから、出来ない時はレッスンで一緒に練習しようね」と生徒さんには声をかけていますが、うまく弾けなかった。という気持ちに包まれている時には、なかなか届かないかもしれないので、お家で自分のペースで練習しているときにお家の方からお声がけいただけますと大変助かります。

コツコツと一歩ずつという地道な努力なくしては進まないピアノですが、集中力や粘り強さ、脳の発達全てに大きなプラスを与え、表現力や創造力へと発展していくピアノ。難しいところは一緒に乗り越えて音を楽しんでもらいたいと心から願っています♪

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