愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

教員試験のピアノ実技に備える練習方法

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先日、教室に教員試験を2週間後に控えた学生さんが「試験までに曲が弾けそうにないから‼」と急遽レッスンにいらっしゃいました。
試験では、指定された曲(唱歌)を歌いながら好きな伴奏をつけて弾くというもの。

もともと、ピアノ経験のある人にはそれほど困難なハードルではないですが、楽譜が苦手、もしくは読めないような方には大難関です。

まず、人前でパフォーマンスすること自体に慣れていないと、試験会場で歌って弾くことなどはとても出来ませんよね。(試験官は一緒に歌ってくれないですし)
今回は、そんな弾き歌いの実技試験の練習方法をあげてみます。

両手奏で難なく弾けるようにしておく・・・右手で弾くメロディーは必須です。これに合わせる左手の伴奏は、試験を受ける人のピアノ演奏技術によって変わります。楽譜に書いてある譜面が弾ける人はそのまま、楽譜通りに暗譜で弾けるくらいまでに何度も弾いて指に曲をしっかり慣らしておいてください。もし、楽譜通りの伴奏などとても無理!!という場合はすぐにピアノの得意な方(誰もいなければピアノ教室が手っ取り早いです)に頼んで一番簡単に弾ける単純な伴奏を書いてもらいましょう。

歌と右手を一緒に練習・・・ピアノ演奏が出来上がったら、すぐに歌を入れて歌いましょう。でも、あせらず一歩ずつ!まずは、右手だけを弾きながら歌を合わせて歌ってみます。右手を弾いている限り、メロディーの音から極端に外れる事もないので歌の音程もしっかり練習できます。

歌と左手を一緒に練習・・・右手と歌が出来たら、手を変えて今度は左手と歌です。しっかり前の段階で歌の音程が取れていれば、カラオケの感覚で左手の伴奏にのって歌えるでしょう。伴奏に合わせて歌うとメロディーを忘れてしまうようではまだ右手との練習が不足しています。右手、左手、歌の3種目のうちの2種目は目をつむっていても出来るくらいに一段階ずつの練習を確実にしていなくては試験で空中分解してしまいますよ。

さぁ!歌と両手で合わせましょう・・・以上の工程をつまることなく出来るようになったら最後の仕上げです。ここまでこれば、練習の積み重ねでかなり安定して歌もピアノも出来上がっているはず。初めはゆっくり、少しずつ目標のテンポで歌って弾けるように練習を重ねてください。

うまく聞こえるコツ・・・弾き歌いの際に大切なことは、まず恥ずかしさを捨てて大きな声で歌う事。そして、その最大の助けになるのは、右手をしっかり弾くことです。自信がないから・・と弱弱しく弾いてしまうと、試験官は「何弾いているのかな?」とかえって聞き耳を立ててしまうのが普通です。ちょっとくらい間違えたってかまわない!元気な音でメロディーは弾きましょう!反対に、左手は大きすぎると耳障りになりやすいので注意ですよ♪

教員試験を受験しよう!と思われたら出来るだけ早い段階でピアノに慣れる方法を見つけてください。少しずつでもレッスンをしていると、どの課題曲が来てもあわてず余裕をもって試験に臨めます。ピアノを弾くだけでも緊張するところに、歌まで歌わなくてはいけないのですから事前に色々な人に聞いてもらって試験での緊張感にも慣れておけるといいですね。

エンジェルトーンでも夢に挑戦する受験生の皆さんを応援します。お気軽に教室までお問合せください☆

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