愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

歌いやすい合唱伴奏のコツ

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ピアノをおけいこしているお子様がその成果を発揮できる機会は、発表会や演奏会出演に加えて学校での合唱伴奏でしょう。クラスのみんなはひな壇に並んで歌う中で一人だけピアノの前に座り合唱をリードしていくピアニストの姿は特別です。

私は3才から始めたピアノのおけいこのおかげで、小学校・中学校ともに合唱は歌ったことがありません。(高校は音楽科へ進学したので合唱は学内のオーケストラと合わせていました)

その後、大学在学中から少年少女合唱団、大人の合唱団、第九合唱団の伴奏、また声楽科学生の伴奏も卒業までして渡欧。縁あってチェコでも沢山の伴奏経験を積みチェコ国立劇場のソプラノ歌手を務めていらっしゃる教授から「Rieの伴奏は素晴らしい!次回の私のコンサートには必ずRieを伴奏ピアニストに選ぶわ!」と仰っていただけるまでになりました。

伴奏ピアニストとして大切なことは何でしょう?

「歌い手が歌いやすいピアノ」これ以外にありません。それに必要なことは ↓ ↓ ↓

●息継ぎのあるピアノ・・・ピアノはフルートやトランペットのように息つぎをしなくても音が出てしまうのでどんどん弾いてしまいやすいですが、歌い手は息継ぎが必要ですから自然な息継ぎが出来るだけの余裕が演奏に取り込まれていなくてはいけません。

●助っ人ピアノ・・・突然変なネーミングですが。どういう事かというと、歌い手が少し音程を外してしまっている時にちょこっとメロディー部を弾いて音程に迷った歌い手を救う演奏です。聴衆に気づかれない程度に控え目でなくてはいけないですが、これが出来ると歌う側はとっても助かります。

●テンポ・曲想・・・伴奏者は歌い手以上によく曲を知っていること。特に学校の合唱でしかも学生が指揮をする場合には、伴奏ピアノが合唱全体のテンポや曲想を握っていると言っても構わないでしょう。

大切なことは、歌い手を思って、曲をよく理解して、メリハリある演奏をすること。本番ではかっこよくピアノだけを弾いていれば良いですが、家で練習するときには是非歌いながら弾いてみてください。全部のパートを歌ってみると「あぁここは歌いにくいなぁ。」と歌い手の立場が分かって助っ人ピアノがしやすくなりますし、息継ぎの場所をしっかり理解できます。

もし、歌うのが難しい時には誰か歌ってくれる人が横にいてくださると助かりますね。

こんな風に伴奏の練習をしていると、いつの間にか人の気持ちによく気が付く人間に成長できるかもしれません♪小さな伴奏ピアニストの皆さん、頑張ってくださいね♪

エンジェルトーン教室の生徒さんは、いつでもレッスンに伴奏楽譜を持ってきてくださいね。歌いやすい伴奏のコツを曲に合わせて練習しましょう。

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