愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

ピアノのお約束

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教室を始めてそれなりに時間が経過した今、ピアノのお約束?という声も聞こえてきそうですが、楽器へのマナーはピアノと楽しく長く付き合う為に大切なことです。教室でも、お家でも楽器を大切にする気持ちを忘れないでほしいと思い今日はこのテーマで書いてみます。

私は、小さなレッスン生の皆さんがレッスン室のグランドピアノの中をのぞいて鍵盤の動きに合わせて動くハンマーを興味深そうに見る光景をとても微笑ましく思います。私がレッスンを受けていた当時は、防音の為なのか、ほこり防止の為なのか?先生宅のピアノの蓋がしまっていて譜面台だけがポンと出してあるピアノで弾いていたこともあったので、ピアノの中が見られませんでした。限られたレッスン時間の中できっとのんびり鍵盤とハンマーの様子を観察する時間を与えてもらえなかったのかもしれませんが、ゆっくりピアノの中を見て楽しんだ記憶はありません。

でも、ピアノを習っているからには、楽器を知る事は大切です。なので音を楽しみ、楽器の仕組みを見る事を私はレッスンの中で一緒に楽しむ事にしています。ピアノの中身ばかり見て集中していないんじゃないかしら??とご心配される声もありそうですが、ピアノ内部の動きに見慣れて置く事は、コンサートでピアノの蓋が全開になった状態で弾く際にはプラスになるので大丈夫です。

ただ!うまく弾けなかったり気分が乗らない時に怒りをただ乱暴にピアノ鍵盤にぶつける事。これはダメですね。ピアノはとても正直です。練習をした分上達し、弾かない時にはじっと静かに見守り、ピアノの前に戻ってきたときには純粋に受け入れてくれます。ピアノから響く音は自分の心の鏡だと思っていつも大切に接しましょう。ピアノは低い音から高い音までとても幅広い音を楽しめますね。広い音域を操ることで心の幅も広く、どんな場面にも落ち着いて行動出来る精神力を養う事の出来るチャンスです。ピアノと対話するように、ピアノは大切に。鍵盤を叩く事はやめましょう。

次に、最近レッスン室で見られるドキッとする事なのですが・・・元気いっぱいのレッスン生さんが椅子から降りてグランドピアノの後ろへ回ってみたり、下へもぐってみたり、ぶら下がったりしているのです~・・・これは、危険ですよね。グランドピアノは、あんなに大きいのにたったの3本足です。そして、ここは地震大国日本ですよ!ピアノのどちらかにぶら下がったり、揺らしたりするのは本当に怖いです。教室のピアノは2台並べているので、ついついもぐって隠れたりしたくなりますがやめましょう!

もう一つ、これもよくあるドッキリの瞬間ですがピアノ鍵盤のふたです。これもお家のピアノとの違いでついつい手をかけてしまい、蓋が落ちてくる(閉まる)寸前を止める事が多発しています。気をつけてください!!!ピアニストさんの手がピアノに挟まれては大変です!教室のレッスン生用のピアノは蓋が重力に任せてバーン!と閉まってしまうタイプのものではなく軽くゆっくり降りるように作られてはいますが、学校に置いてあるピアノなどではおもいっきり落ちてきます。極力蓋には手をかけないでくださいね。

 

と、書いていくと私がレッスンでヒヤヒヤする瞬間ランキングみたいになってきてしまいましたが、ピアノと仲良く付き合うために大切な習慣。覚えておいてくださいね。

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長いお休み

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毎週更新していくはずのブログが、しばらく停滞してしまったエンジェルトーンのブログ。。。

原因は・・・夏から秋への気温の変化についてゆけず、リエ先生 すっかり風邪にノックダウンしてしまったから。私は、あまり発熱する事がなく、のどに症状が集中するタイプなのですが今回はいつもに増してその傾向が強く、すっかり声が出なくなってしまいました。レッスンもお休みをいただき、申し訳ありません。振り替えレッスンの予定は今後、通常レッスンに追加して組み込んでいきます。

二日お休みをいただいて、レッスンを再開しましたが荒れ放題だった声の調子はすぐに回復しなかったので、復帰からしばらくはいつものレッスンでは考えられないほどの、静かな声でのレッスンでした。メロディーを歌う事が出来ず、曲の背景を説明するのも小さな声ではなんだかパワー不足で、レッスン生のみなさんも思わず「変な声だね」と本音をポロリと言ってしまう状態でしたが(笑)、やっと完全復帰です。今までにない量ののど飴をなめました~。そのかいあって・・・

ささやき声のレッスンから、メロディーを沢山歌うパワフルレッスンへスイッチ変更でまた元気に皆さんとピアノを奏でていきたいと思います♪

朝晩の冷えがかなり厳しくなってきたので、皆さんも十分に体調には気を付けてください。

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エンジェルコンサート日程決定しました

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10月に入りましたね。私のスケジュール帳には10月のページに「会場予約!!」と大きく書いてあります。そうです!エンジェルトーンピアノコンサートの第1準備がこの会場予約。市内にはコンサート会場にできるホールはあまり無いので、半年前からすぐに予約を入れないと週末はどんどん埋まっていってしまいます。

今年の10月1日は子供の運動会があった為、午後レッスンを終えてから急いで会場に予約に行きましたが、希望の日程はすでに予約済みだったため来年のエンジェルコンサートは4月16日(日)でお約束してきました。

前回同様、午前中にリハーサル 午後から本番で始める事になると思いますが詳細は参加人数等にも寄って変わってくるので順次お知らせしていきます♪

次回のコンサートではオープニングに教室の皆さんと試してみたいと思っている事があるので(まだ秘密)、それも実現できるように着々と準備していきたいと気合いを入れています!

余談ですが、予約の際に会館の方に「ピアノ発表会ですか?」と聞かれ「いいえ。ピアノコンサートです」と反射的に答えていました☆☆レッスン生の皆さんには、ただ頑張って弾くだけの発表会ではなく、聴きに来てくださったお客様が楽しめる演奏を目指して曲をしっかり読み取った上で本番に臨むレッスンをしていきますので、出演者の皆さんは小さなピアニストさんです。天使の音色が響くコンサートを目指して一緒に頑張りましょう!!

コンサート用の選曲は、12月末もしくは1月頃を目安に皆さんと一緒に相談しながら決めていきたいと思います。何か、弾きたい曲がある皆さんはその時に教えてくださいね。

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季節の変わり目

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台風の影響か、すっきりした天気に恵まれない日々ですね。季節の変わり目は体調を崩しやすくレッスンでも少し風邪気味の様子のお子様たちがいらっしゃいます。どうぞお大事になさってくださいね。

我が家でも、ここ数日 下の子供が発熱したりおさまったりの繰り返しで少し慌ただしい夜が続いていますが、昨夜高熱の子供の様子を見ながらふと頭によぎったのは小さいお子様をプラハで育てていらっしゃった日本人お母様方の姿でした。

ご家族でプラハに赴任して来られ、突然チェコ語での生活が始まり何が一番大変かと言えばやはり体調を崩した時です。日本でも「どこの病院が良いか」と色々探してお医者様にかかるのに、異国では分からない事だらけ。チェコ語で状況説明も難しいので、日本人のお母さまたちはチェコでお子様が病気になったときには、かなりの高熱でも自宅療養で戦っていらっしゃいました。

プラハの冬は長く厳しいのでインフルエンザにもかかりやすく皆さん毎年大変そうでしたが、そういったお母さま方のお話をレッスンに伺うと聞く事が出来たおかげで、私はそれほど慌てふためくことなく子供の様子を見られるようになった気がします。

「普段は生意気な事言われたりするけど、病気になると元気でいてくれることが一番よ」とおっしゃっていたお母様方の言葉を思い出しながら少し落ち着いて寝ている子供を今日も見ています。

プラハの病院と言えば、私は我が子を二人ともプラハで出産したので救急車に乗ったり入院した経験は日本よりもプラハの方が多くあります。チェコでは出産の気配が感じられたら救急車を呼んで病院まで向かうのです。救急車の中では大抵「君、どうして日本人でチェコに住んでいるの?」だとか「チェコでの暮らしはどうだい?」なんてのんきな話題を救命士さんに聞かれ、これから出産!という緊迫感よりは高速で街を走る救急車の少し荒い運転に「おっとっとっと・・・」思いながら病院まで向かったものです。

今となっては貴重な経験ですね。今日はひょんなところからプラハお土産話になってしまいましたが、皆さんお体にはお気を付けくださいね☆

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レッスンで出来ない所を克服しよう!

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台風が続き、運動会のお天気が気になりますね。日頃の練習の成果が発揮できる快晴の運動会になると良いですが・・・

さて、今回のテーマは再度、お家での練習をテーマにしようと思います。教室に通ってくださっている大半の皆さんは、お家での練習を積極的に出来るお子様が多く、レッスンにもニコニコ通って元気に演奏してくれています。これは、お家の方のサポートのおかげです。上手に毎日の練習へと導いて下さっていることに感謝するばかりです。

少しずつ複雑になっていくピアノテキストを、出来るだけ負担を少なく進めていけるよう、一人ひとりのレッスンで丁寧に教えていきたいと心掛けていますが、導入期、最初の部分が楽に進めてしまった子ほど、両手奏になり簡単に弾けなくなってきたあたりで壁にぶつかってしまうように感じます。悔しそうに鍵盤の前で弾かずに止まってしまう子を見ていると、幼かった自分を思い出します。

私の両親は音楽の世界とは特に関係のない人でしたので、家では誰もが初心者。ピアノを始めたは良いが常に大変な思いをしてきました。初めに通った3才当時のグループレッスンでは1学年年上の子に混ざってレッスンを受けていたため、みんなが弾けるのに自分はなかなか出来ない悔しさでよくレッスン中も泣いていたと母は言っていました。その後小学校6年間は、専門的なコースへ進んだため、ピアノ演奏だけでなく作曲や伴奏付け、即興演奏、楽典、聴音など週に2回のレッスンでピアノの練習を休む事など許されない状態でした。周りの子達は、優秀な子ばかりだしテキストの量も宿題も毎週沢山で、あの劣等感の中良くやめなかったなぁと思うほどです。

今となっては、母にあの頃私がどうやって家で練習していたかを聞く事も出来ませんが、両親、恩師の応援とピアノが好きな気持ちだけが私の厳しいピアノ道を照らしていたのだと思います。(きっと、いっぱい泣きながら練習していたと思いますが・・・)

話がそれましたが、お家での練習で もしお子様が行き詰ってしまっている場合には、音を読む事くらいにとどめて「先生にレッスンで教えてもらおう」と声をかけてあげてください。生徒さんの中には、レッスンでは上手に弾けないと弾いてはいけない。という気持ちを持っている子や、導入から私のレッスンを受けている子の中には、1回で合格しないといけない。と思い込んでいる子がいるように感じます。「初めから上手に弾けたら、先生の所に来る必要ないでしょ~。一緒に綺麗な演奏を作っていくのだから、出来ない時はレッスンで一緒に練習しようね」と生徒さんには声をかけていますが、うまく弾けなかった。という気持ちに包まれている時には、なかなか届かないかもしれないので、お家で自分のペースで練習しているときにお家の方からお声がけいただけますと大変助かります。

コツコツと一歩ずつという地道な努力なくしては進まないピアノですが、集中力や粘り強さ、脳の発達全てに大きなプラスを与え、表現力や創造力へと発展していくピアノ。難しいところは一緒に乗り越えて音を楽しんでもらいたいと心から願っています♪

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ピアノで語る

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9月も半ば。涼しくなるかなぁと思いきや、蒸し暑い!さわやかな秋の到来はもう少し先のようですね。運動会の練習でお疲れの子が多いと思いますが、教室には皆さん元気に通ってくださりとても嬉しく思っています。

教室を始めて1年半が経過しようとしている今、ピアノ導入からレッスンを始めた生徒さんたちは、成長とともに演奏表現をつけたレッスンへと進んできています。ついついお家でのレッスンでは楽譜の音をただ弾き連ねてしまいがちなのですが、レッスン室ではその練習の成果に磨きをかけて、演奏をワンランクアップ!ピアノの音が曲を語るように・・・と伝えています。

私は、子供の頃から弾いてきましたが正直ピアノと自分がなかなか一緒になれずにいました。「ピアノは音符を見て弾くもので間違えないで弾かないといけない」といった一般的な考えがあまりに先行していて、芸術面での気持ちを込めてとか、歌うように・・・なんていう感覚とはかけ離れた所にいたような気がします。

「もっと自由にメロディーを楽しめたらよかったなぁ。。。」という子供時代を踏まえて、私はピアノを始めた時から「メロディーは歌」という感覚を皆さんに伝えています。ただテクニックが素晴らしいだけでは不十分。聴く人の心に届く音色は奏者の気持ちが一番大切です。レッスンでは恥ずかしくても、お家では音符を歌いながら弾いてみたり、踊ったりして心も体もメロディーを楽しんでくださいね。

私が今伴奏しているオペラでは、伴奏譜の中にも沢山歌のフレーズが盛り込まれているため、私はその一つ一つを「まるでピアノがソリストになって歌っているかのように弾きたい!」と演奏しています。お気に入りの映画のテーマ曲も初めて聞くクラシックの曲も、なんでも同じです。メロディーは生まれた時から、聴衆に語りかけるために存在しています。ピアノで語れるのは、ピアニストの特権!エンジェルトーンの小さなピアニストさん達と、大いにピアノで語りたいと思います♪

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お家でのピアノ練習が進まない時には

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今回は、最近少しピアノに苦戦している様子の生徒さんを見てこのテーマでブログを書く事にしました。ピアノを始めて1年も満たない子をモデルに書いていきますが、弾けない時の対処法としては、初級、中級、上級とも基本は同じ部分が多々ありますので皆さんに参考になればと思います。

ピアノレッスンを始めようと思い立って教室に通われる時期は、人それぞれです。3才から始める子もいれば、小学校入学を機に始める子、10歳ころからの子もいるし、成人されてから始められる方も沢山いらっしゃいます。

どのタイミングで始められるのも、それぞれに良い点があるので私は幅広い年齢層の皆さんが教室に通って下さることをとても嬉しく思っています。

今回は、導入から始めた場合のお話ですが、ピアノレッスンが始まり右手、左手、少しずつ両手の練習なども始めてくると、段々右手と左手の役割分担が始まってきます。右手はメロディー、左手は伴奏。という形です。ここに来ると、今までとは少し勝手が違ってきて、両手がまるで違う動きを始めるため曲自体はそれほど難しくないはずなのですが以前のように初見で弾くにはかなり手強くなってきます。ここで、生徒さんによっては「すぐ出来ないから嫌だ!」と早々に諦めモードに入ってしまうようです。

これは、ピアノレッスン1番目の試練と言えるかもしれませんね。歌や管楽器のように1音だけを奏するのではない、ピアノの一番素晴らしい一面に直面した瞬間のはずなのですが、弾いている本人はそこで祝っている場合ではないんです(汗)

楽しく弾きたいのに、思った通りに指が動かなかったり音が出せないのは苦痛です。小さなお子様なら嫌になるのも無理のない話です。ただ、そこで逃げてしまっては今後の進歩が絶たれてしまうので、お家ではご家族のサポートが必要不可欠です。

まずは、ここまで進歩してきた事をしっかり褒めてお子様に自信を取り戻しましょう!中にはお母様、お父様よりも楽譜を読むのが速くなっている子もいるかもしれません。お子様は初めて見たドの音符からよく練習を積んで両手の楽譜を読むほどに立派に成長されたのです。

そして、お子様と小さな目標を一緒に立ててください。随分前にも練習法をテーマに書きましたが弾けない曲を最初から最後まで弾くのは大変な集中力を使います。その上、頑張って弾いた割にはあまり覚えていません。ここで大切なのは曲を区切ってしまう事。8小節くらいの曲なら2小節ずつに4個にグループ分けしてしまってください。そして「今日の目標!初めの2小節」と立てます。練習するのは初めの2小節だけ。この2小節をまず弾けるようにしましょう。練習を重ねてほぼミスなく弾けるようになったら目標クリア!その日はこれでOKです。「明日は次の2小節へ進もう!」として翌日今度は次の2小節だけを練習。これも同じく出来たら、次は初めに練習していた1番目から2番目の4小節を続けてみる。弾けている1番、2番グループの4小節ならお子様も自主的に弾こうと思うはずです。これが出来たら、やっと3番目グループへ進出できます。こうして何日もかけておけいこされるとお子様はストレスなく両手の練習が出来ていきます。1日の目標が初めの2小節だけでも良いのです。確実に弾けるようになる場所を作っていく事の方がダラダラ弾いているより数段速く仕上がります。

急がば回れ」の気持ちで、コツコツ積み上げていく粘り強さをここで養ってもらいたいと思います。レッスンでは、生徒さんの様子に合わせてお家でのおけいこが負担にならないよう新しいタイプの課題にはしっかり時間を使って予習を一緒にしていますが、お家でのおけいこが上手くできなかった時には、次回のレッスンで一緒に問題解決に向けてチャレンジしていきますので、ご心配なさらずレッスンへお越しください。

困った時の練習法は、また機会を見てご紹介していきます♪

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