愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

夏のメロディ続々決定中!

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朝からすごい日差しであっという間にこんがり焼けてしまいそうな日が続いていますね。プールを楽しみに出かけていく子供を見て、先日私も何10年ぶりかでフラッとプールへ泳ぎに行ってきました。というのも、先月娘が「逆上がり」の練習をしたい。というので休みの日に近くの公園までお弁当を持ってピクニック気分で「ママが逆上がり見せてあげるわよ~」と自信満々で行ったのに・・・出来なくなっていたのです!!鉄棒は小さい時に得意だったので自分の体力のなさに愕然としました(泣)そういえば、最近よく風邪にかかりやすくなったし~、このままではいけないぞ~!と切迫感を感じており、ついにプール再開です!(中学水泳部以来)日頃使わない筋肉を使い、初日は500メートルぐらい泳いでヘロヘロになり退場(笑)ぼちぼち体力つけなおしたいと思います。

さて、そんな夏一色の毎日を彩る様に♪教室では続々と夏のお楽しみメロディを決めています。生徒さんそれぞれが、候補曲の中から曲を選び夏の間に弾けるようにして、夏の終わりのレッスンでビデオに撮ろう!とお話しています。

クラシック曲を選ぶお友達、ディズニーを選ぶお友達、色々ですがどっさり出る学校の宿題の山からピアノへ座った時には、自分の好きな曲を弾いて気分をリフレッシュする時間にして欲しいな♪と思っています。4月のエンジェルコンサートでは、練習期間も長めなのでちょっぴり背伸びをした曲を選択しますが、夏の1曲は無理のないレベルで「楽に音・メロディを楽しむ事が出来る曲」を念頭に曲決めをしています。どんな曲を選んで帰ってくるか。どうぞお楽しみになさってください♪

夏は、お子様がお家で過ごす事も多くなりますし、お家の方がピアノの音を聴く機会も増える事と思います。「あぁ、この曲好きだわぁ~」や「え!もうこんなに弾けるの?!」なんて言葉でお子様達はぐっとやる気を伸ばし、ピアノの存在が身近になってくるはずです☆

自分のピアノ演奏を聴いて、誰かに「ピアノが弾けるって素敵だね」「とっても気分が良くなったわ。」なんて言われるととっても嬉しいです。「優しいメロディに涙が出たわ」「音色がほんとにキラキラしている」などなど、音楽の賛辞は数知れず・・・

是非、夏のメロディを練習しているお子様の様子が見られた時は、ひとまず手を休ませて1回だけでもニコニコして聴いてあげる時間を作ってみてくださいね。お子様は「もっときれいに弾いて聞かせてあげたい!」と頑張ってくれると思います♪

音のプレゼントは1回限りです。二度と同じ演奏は聴けません。超レアですからね☆☆

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小さなピアニストさん、読んでみてね

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夏の到来を感じる日差しですね。午前中、教室のお便りを書いていた時にはすがすがしい~と思っていましたが、お便りを書き終わって印刷してピアノの掃除をしている間に随分暑くなってきました~!!

今日は、夏休みが始まる前に素敵な本を皆さんにご紹介しておこうと思いました。上の写真の2冊です。ピアノを題材にした絵本って私は子供の頃に読んだ記憶がないのですが、今自分が親となり子供に読んであげたい絵本、紹介したい本は結構真剣に選んだりします。(プラハで子育てをしていた頃は、日本語の絵本が入手困難でしたが、プラハでの教え子の皆さんが日本へご帰国されるときに絵本を何冊も置いて行ってくださり、当時日本語がほぼ分からない娘に読んだりもしていました。)

さて、こちらの2冊。ご存知の方もいらっしゃるでしょうか?全くタイプの違う絵本で、「おおかみくんはピアニスト」の方はピアニストの気持ちを主体に、そして「メロディ」の方はピアノの気持ちが主体に書かれています。私の宝物の絵本なので、扱いの雑な我が家の子供たちが破らないよう、保管場所を変えて子供たちには読み聞かせ専門の本にしています。(笑)

中身は読んでからのお楽しみにしていただきたいですが、ピアニストの孤独や喜び、ピアノの気持ち、そしてピアニストとピアノの関係がとても美しく書かれていて、感動します。そして、この絵本の中に現れる様々な気持ちの変化を敏感に感じられる子供たちに育ってほしい!と願っています。

限られたレッスン時間の中なので、生徒さんに絵本を読んであげたりしていると保護者の皆様に怒られてしまうかな?なんて思いますが、就園時の小さなお子様には夏休みのお楽しみで1冊ずつ読んであげたいなぁ。と思っています。小学校のお子様も、3年生くらいまででしたら絵本の読み聞かせ時間を2回ほどいただいてもよろしいでしょうか??(ご意見お待ちしています♪)

おおかみくん・・・の方はもう絶版のようで、高値がついてしまっておりますがメロディは今も販売中です。もし、ご家庭で読んでみたい♪と思われる場合はどうぞお探しください。私は、メロディを読んでいると泣けてくるので子供たちに読むときは少し苦戦しますが(汗)教室にくる小さなピアニストさん達を驚かせないよう、泣かずに読む練習もしておきます(笑)

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母と子の笑顔レッスンを目指して

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昨日は久しぶりの大雨で、今日はそのせいか涼しい朝です。レッスンの始まるころになるとじわじわ蒸し暑さが襲ってきそうですが、初夏の朝は気持ち良いですね。

さて、今日は教室でレッスンを受けられているお子様を持つお母様へのメッセージになるかな?と思います。というのも、先日あるお母様からラインで「ちょっと聞きたい事があるのですが、いつお電話したら良いでしょうか?」と届いた事があったからです。レッスン終了後にお電話をかけてみたところ、こんな内容でした。

お子様が楽譜に書いてある音符の音が読めず、お母様にドレミで全部の音を書いて!とお願いしてきたそうです。でも、それでは力がつかないとお母様は思い お子様と一緒に音符を数えながら読ませてはみたのですが、イライラして厳しい言葉をかけてしまいお子様が泣いて練習する状態だった。せっかくやる気になって毎日ピアノに向かっているお子様を、お母様が嫌いにさせてしまうのではないか・・・ととても不安になられたとの事でした。

こちらのお子様は、エンジェルコンサートを終えてから、本当にピアノへの取り組みが変わり、突然テキストがぐんぐん進みだしたので今回、音符が読めなかったのは力不足のせいではなく、音域が広がり今まで見たことの無い音符の場所が出てきた事が原因でした。まず、その過程をお母様にお話してから、「ドレミで全部教えてあげてください。次回のレッスンでお子様と音符の確認をしますので大丈夫ですよ。よく知っているメロディーなので楽しくお歌を歌いながら指を動かす練習が出来れば大丈夫です♪」とお答えしました。

お家でのピアノ練習は、3年生くらいからは1人で頑張れるようになってきますが小さい間はお母さんが側に寄り添って一緒に弾けるようにしていく事が理想的かな~と思います。でも!お子様は大好きなお母様の前だからこそ、お母様からのアドバイスに怒ったり、聞かないふりをしたり、ダラダラ弾いたり・・・そんなお子様を見て、今度はお母様がイライラ~!!爆発!!という具合になりやすいのはきっとどこのご家庭でも一緒ですね。(笑)

やる気のないときには、もちろん叱る事も母親の役目として大切だと思いますが、怒ってばかりになるのはお子様だけでなくお母様もどっと疲れます。なので、私は自分の子供のレッスン時にはイライラしない「おまじない」として弾いている子供のすぐ横に座って、子供の背中に手を添えるようにしています。これが、何となくですが「共同体!」的な気持ちを起こさせて私だけでなく子供もやる気をもって目標の場所まで頑張れるようになるのです。時に、背中に手を置かず厳しくレッスンする事もありますが、同じ弾けるようになる過程でも「上から下への視線」で子供に教えるより「一緒に歩む」練習の方が楽しい音が鳴っているのは間違いないと思います。

「怖いから弾かなきゃ」ではなくて「お母さんもいるから弾けるかも」という挑戦の気持ちで練習に向かえるようにお子様を導いてあげたいですね。☆お母さん☆はお子様にとって特別な存在ですから☆☆☆

ちなみに・・・今回のように一番初めに習うピアノの音域から上下に広がり、音符を読む事が大変になったときには、レッスンでも拒否反応が出るお子様がいらっしゃいます。突然、絶え間なく話をする子、歌いまくる子、ピアノをバンバン音だけ出している子・・・などが拒否反応発生の兆候です(笑)こうなる前に先手を打ちたいと用意しているプリントが「虹のおんぷ」です。「テキストの隣に置いて、読めない音符が出てきたら虹のおんぷから探してみよう」と始めるとみんなゲームの感覚で楽しく音符を探し始めて「あっ!ソだ~!」と言いながら新しい音域にも挑んでいけるようになります。

お母様方に負担をかける事がないよう、レッスンの中で極力お子様の疑問は解決してレッスンを終えたいと考えていますが、お家で行き詰っている様子が見られたらどうぞ寄り添ってみてあげてください。そして、ご質問はいつでもご連絡くださいね。

トップにどんな絵を載せようか・・・と探していたら、まさに!母と子の笑顔レッスンの写真を見つけました!なんと!背中に手を添えています!!是非お試しくださいね♪

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ピアノの練習時間を作りたい

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前回のブログで、新入学や新学年への移行による生活の変化でピアノの練習時間が以前のように取れなくなってしまっている生徒さん方への練習法を考えたい・・・という文章で終わりました。これは、生徒さん誰もが直面する問題でこの時期に上手く練習方法を見つけられた子はレッスンを楽しく続ける事が出来、そうでないと全く弾かなくなってしまうかもしれない・・・という大きな境界線であると思います。

今は、習い事も様々ですし学校の宿題や復習、お友達との時間などお子様の時間は本当に限られている事と思います。そういう私も小学校の頃は色々な習い事をさせてもらいピアノが週に2回、お習字、公文式(国語・算数)、スイミング。と毎日どこかへ通い習い事のない日は1日だけでした。近所の子ともたまには遊びましたが他の子に比べるとかなり少なかったと思います。あの頃の私はどうやって練習していたのだろう・・?と思い返してみると・・・たぶん、学校の宿題は学校で済ませ家に帰るとおやつを食べて習い事へ行き、帰ったらすぐお風呂、夕ご飯、寝るまでピアノをしていたかな~と思います。中学に入るとスイミングやお習字、公文はなくなり学習塾とピアノになりますが水泳部だったので朝練から始まり夕方まで泳ぎ、帰ってからは小学校の頃と同じようにお風呂→ごはん→ピアノ→寝る前に少し勉強コースだったのだと思います。(母がいればその頃の事も昔話として聞けましたが、今や私のうる覚えの記憶だけが頼りです(汗))

ただ、私も今教室に通われている皆さん同様に「ピアノの道に進む」と思ってピアノに通っていたわけでは無いんですよ。中学での水泳の成績が良かったので、「水泳選手になるか?!」とか話していたくらいです(笑)。いざ音楽の道へ!と思い出したのは中学2年の時くらいでしょうか。

話が大脱線してしまいましたが(汗)ピアノはコツコツ努力なくしては上達しません。小学校で少し難しい課題になってきた頃が勝負時。生活のリズムに組み込める時間を見つけていただきたいです。最低で15分、頑張って30分出来たらかなりの上達が見られると思います。私の娘は4月から1年生になり、学校まで20分ほどの通学時間なので早起きをして登校前にレッスンをしています。朝が苦手な娘ですが、毎日の頑張り表を作りその中の1項目にピアノがあります。2週間続けられたらお手製ポイントカード進呈!お買い物券として利用できる!!とルールを作って進めてみると、ポイントゲット目指してとても頑張ります。朝の練習は住宅事情によって、出来ない所もあると思いますし、登校時間の速いお子様には難しいですが、ダラダラしがちな朝の時間を楽しく音で始められるので娘には合っているようです。

生活習慣は、ご家庭それぞれ違いますのでなかなか提案し辛いですが、学校から帰られて宿題→ピアノという具合にすると勉強で左脳→すぐピアノで右脳という具合になりどっと疲れてしまうかもしれません。宿題とピアノの間にご飯やお風呂、おやつでも良いですが少しリフレッシュした状態でピアノに向かう事も、集中して練習が出来る秘訣でしょう。

そして、いつも的を得た練習をすることも大切ですね。テキストは何冊もありますので全てをこなそうと思うと大変です。1日ごとに今日はこのテキストを一番頑張って、他のテキストは丁寧に数回おさらいする。という風にその日ごとに頑張るテキストを決めて進めることも良いでしょう。無理やり全部を弾くよりも1段だけを弾けるまで練習した方が良い事は何度も書いてきましたね。分からない時は次のレッスンで解決しましょう!楽しいピアノ演奏はもうすぐそこです☆☆☆

 

ちなみに。。。沢山あった私の習い事の中で辞めたい~と思っていた習い事はお習字。家の近くでお友達も沢山通っていらしたので「私もやりた~い」と始めたのは良かったですが、あまり楽しめなかった・・・「もう、嫌だなぁ~」と何度も言いましたが「自分でやりたいと言ったものは区切りまでやりなさい」と言われ小学校卒業まで頑張りました。最後に書いた掛け軸は「笑門来福」この言葉には助けられる事が多いので、今となってはお習字も良い思い出です☆

 

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ステージへの挑戦

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毎日、お日様が輝き 小学校ではプールが始まり、夏の足音が聞こえてくるようですね。朝方や、昼間にピアノを弾いていると、スズメがレッスン室の窓のすぐそばまでやってきて、演奏チェックをしてくれているかのようです。

さて、先週末に第31回江南ピアノコンクールがありました。1年前にコンクールの今と昔というタイトルでこのコンクールを取り上げてもう1年です。速いですね・・・前回に続き今年のコンクールにも教室の生徒さんが1人挑戦され、見事に優秀賞を受賞されました。私は当日、レッスンの兼ね合いで本番の演奏を聴きに行く事が出来ませんでしたが、お母様から「入賞しました」と審査結果の一番上に堂々と名前が書かれたお写真つきのご連絡をいただきホッとしました~。

椅子の座り方、音符の読み方、リズム、弾き方・・・と一歩ずつレッスンを重ね、「コンクールに挑戦してみようかな」という気持ちが芽生えたレッスン生さんの心と技術、音楽性の成長に拍手です。おめでとうございました♪

私も、コンクール二日目はレッスンを終えた後に子供たちを連れてコンクールの様子を聴きにいきました。私が聴けたのは小学校3・4年生の部と5・6年生の部を半分でしたが、参加されている皆さんそれぞれに特徴があり冷静に他の教室の生徒さんの演奏、ステージでの振る舞いを見られることは子供にとっても刺激になったようです。他教室の発表会なども良いですが、コンクールは皆さん頑張ってピアノに取り組んでいらっしゃる方が特に多いので同学年の子達がどれくらいの演奏をしているのか、という事を見たり聞いたりする事は勉強になります。今年の江南ピアノコンクールは終わってしまいましたが、来年からは教室のお便りなどでお知らせしようかな。と思っております。また、12月の受賞者記念演奏会には教室からも出演されるお友達がいますのでお時間に余裕がある場合には是非お出かけくださいね。

教室では、コンサート前に皆さんにステージマナーを一通りレッスンしますので、皆さんいつの間にか身についている事となっていますが、歩き方やお辞儀の仕方、座り方などは観客からよく目につき、美しい振る舞いはそれだけで観客に良いイメージを与えます。沢山の演奏家を見て、「素敵だな」と思える奏者をお手本に出来ると良いですね。

さて。コンクールもステージで演奏しますが、4月のエンジェルコンサートも身近なステージ演奏でしたね。今回のコンサートも、初ステージのお友達が沢山いらっしゃいましたが特に小さいレッスン生の皆さんはあの日の演奏がとても刺激になり、その後のレッスンがやる気に満ちている様子をよく感じます。以前は1曲新しい曲を見てくるのが普通だったのが、1週間で3つも4つも譜読みをしてきて、レッスンへの集中力が大幅にアップしたり・・・とそのやる気にビックリ!お母様からも「コンサート終わってから、自分でどんどん弾くんです」とのお話を聞きお子様の気持ちにプラスをもたらすことの出来たコンサートであった事にとても嬉しくなる日々です。

ピアノの道は長いですが、小さなお子様には小学校に入る前の比較的時間に余裕のあるうちに、ある程度の弾く力を付けさせてあげたい。と考えています。ゆったり、創造力を膨らますことの出来る貴重な時間です。そして、小学校から始められるお子様には新しい学校生活の忙しさの負担にならないよう様子を見つつ、一緒に譜を読みつつ。限られた時間を楽しみの場所へと導いていきたいと思っています。

教室に来られている新1年生の皆さんを見ていても、お家での練習時間の確保に大変・・という様子も見られますのでそんな時の練習方法も次回考えながら書いてみたいと思います。

 

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電子ピアノで練習する時の注意点

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梅雨入りしたとたんに、肌寒い日々。最近の私は体調を崩しやすいので首のスカーフが手放せません。皆さん体調管理にはお気を付けくださいね

今日は、楽器の話。ピアノ教室に通ってみよう!と思った時にどうしても必要になってくるものが、お家で練習するための楽器です。ピアノはヴァイオリンのように成長に合わせて楽器を買い替えなくても良いと言えばそうなのですが、それでも楽器を準備するには費用もかかるし、置き場所もある程度必要になります。

私は3歳から音楽教室に通い始め、その時にアップライトのピアノを用意してもらいました。それから小学生になりその音楽教室の専門コースで厳しいレッスンが始まり、同じコースの仲間たちがグランドピアノに買い替えるようになった、小学4年生の時にグランドピアノを初めて買ってもらいました。子供ながらにアップライトピアノからグランドピアノに変えるという事の重みを物凄く感じていたようで、それ以前に「グランドピアノに買い替えようか?」と親に聞かれた時には「まだいいよ。」と断った覚えがあります。

そして、今 私が教室で先生用ピアノとして使っているものがこの時に購入したピアノで、生徒の皆さんが弾いているピアノは私が大学で横浜へ引っ越した時に購入したものです。2台のグランドピアノを置くと、本当に1部屋埋まってしまいますね(笑)私の半生が詰まった教室のピアノ達。教室レッスンでは、思う存分ピアノの響きを楽しんでください♪

さて、レッスン生の皆さんの中には電子ピアノでお家練習を頑張ってくれている方も多くいらっしゃいます。性能がアップした今の電子ピアノで、しっかり練習してきてくれる子達ばかりですが、技術の上達に伴い電子ピアノでは表現しきれない部分なども出てきますので、今日はその点を挙げてお家での練習に役立ててほしいなぁと思います。

タッチの感触・音色の微調整・・・これが電子ピアノの大きな弱点です。電子ピアノはすでに出来上がった音が鍵盤を押される事によって鳴る仕組みの為に、タッチの違いで音色を変える事は出来ません。強弱くらいの違いは出せると思いますが伸びやかな音色や、はじけるような音を出す事は難しいので、弾きながら理想の音(レッスンで聴いた音色)を頭で響かせながら弾けるようになると良いですね。

打鍵の深さ・・・これは、キーボードで練習している方は特に注意してほしい点ですが、電子ピアノの弾く際にも気を付けて頂きたい点です。今は、打鍵がピアノに近い状態で作られている電子ピアノが多いのですが、ピアノの鍵盤は深く、この一番下までしっかり打鍵が出来ていないと芯のある音が出てきません。本物のピアノの場合は打鍵が浅いとすぐに音に出るので分かりやすいですが、電子ピアノは押せば決まった音が出てきてしまいます。瞬発力を使った打鍵を忘れないようにしっかり深く打鍵することを心掛けると良いですね。

ペダル・・・これはペダルを使って弾くようになってからのお話ですが・・・。ピアノは、1台1台音色やタッチの感触、ペダルに微妙な違いがあります。ペダルの中で一番使う事の多い右側のペダルだけとっても、ペダルの固さや、遊びの部分の深みなどは違います。電子ピアノではまず、ペダルがとても軽く、踏んでしまえばどれも同じように伸びてしまいますが、実際のピアノではペダルを踏む事にもそれなりに足の力がいります。また、ペダルを半分だけ踏んで適度な響きを持たせるハーフペダルの奏法は電子ピアノでは実現できない点です。ペダルで音が濁ってしまわないようによく音を聴きながらペダルを入れて練習出来ると良いですね。

私も、家に電子ピアノを1台置いておりレッスン室がいっぱいの時には、娘が電子ピアノを使って練習する事もあります。音量を大きく出せないような場合には、電子ピアノもとても役立ちます。電子ピアノの足りない点はレッスン時にしっかり補ってお家での練習では元気に指を動かして練習出来るように、電子ピアノレッスン生さんも張り切ってがんばりましょう♪

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年を重ねてさらに味が出る演奏を

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6月に入りましたね。日々が瞬く間に過ぎていき恐ろしいくらいですが、目標をもって今月も過ごしていきましょう!

今日のテーマは私が子供と一緒に見た映画の中で思ったことなのですが、私もピアノを通して音楽という芸術に携わる人間としてこうありたいなぁ・・・と強く感じた生活の中での一コマです。

私にはずーっと変わらず好きな歌手が一人だけいます。それはセリーヌ・ディオンさん。言わずと知れた世界の歌姫です。アトランタオリンピックの開会式で歌う彼女に惚れ込んで、もう20年以上が経ちます。大学時代には映画タイタニックの大ヒットで来日ツアーもあり東京ドームでのコンサートにも行きました。(初めてチケットぴあに電話を1時間かけ続けました!(笑))それから10年後、日本を離れてプラハで生活していた時にも運よくセリーヌディオンのコンサートに行くことが出来、少し外国暮らしに疲れていた私は物凄いパワーをもらったことを今も忘れられません。

そして、5月のゴールデンウィークに子供たちと「美女と野獣」の実写版映画を見てきました。アニメ版の美女と野獣のテーマソングを歌っていたのはセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンで私の大好きな曲の一つですが、25年後の実写版でセリーヌはディズニーからの再オファーにより新しく作られた美女と野獣の1曲を映画のエンドロールで歌っています。

その歌声が流れてきたときに、私はメロディーの中いっぱいに詰め込まれた優しい歌声にホッとした安心感で包まれて涙が出ました。映画そのものも、とても素敵でしたが最後のセリーヌの歌で本当のハッピーエンドになったように感じます。成功と更なる希望に満ち溢れていた若いセリーヌから、25年が経ち 人生の喜びも悲しみも味わった大人のセリーヌ。全てを受け入れる強く優しい女性のあり方が声に溢れていて「素晴らしい!!!!」と思いました。

新しい物や若さはその時にしかない魅力を必ず持っています。でもその後には少しずつ古くなり、年を重ねていくもの。その過程で出来た傷や変色がその物の価値を上げていく。革製品の新品の浅い色が年月をかけて味のある深い色へと変わり個性が出るように、演奏も沢山の曲を知り、ステージでの成功や失敗が積み重なって個々の音に現れてくるものだと思います。「難しい!」と怒ったり悩んだりしながら読み進めていく事は、将来の美しい音色にきっと繋がります。その時を皆さんにプレゼントする事が私の目標です。ピアノの課題はだんだん難しくなってくるものですが、目を背けず立ち向かってくださいね。今が成長出来るチャンスの時期です!

そして、私も練習に力を入れて、常にピアノと語り合いながら曲をお勉強したいと思います☆今教室に来てくださっている生徒さん方が、10年後・20年後 ふらっと立ち寄ったエンジェルコンサートで響く音を聴いて「りえ先生、素敵な歳の取り方してるね」と思ってもらえるようなピアノとの時間を紡いでいけるように、皆さんとのレッスン時間張り切りますよ!歳をとることが楽しみになるようなパワフルさを持ち続けます。時間のスピードになんて負けられません!!

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