愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

年を重ねてさらに味が出る演奏を

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6月に入りましたね。日々が瞬く間に過ぎていき恐ろしいくらいですが、目標をもって今月も過ごしていきましょう!

今日のテーマは私が子供と一緒に見た映画の中で思ったことなのですが、私もピアノを通して音楽という芸術に携わる人間としてこうありたいなぁ・・・と強く感じた生活の中での一コマです。

私にはずーっと変わらず好きな歌手が一人だけいます。それはセリーヌ・ディオンさん。言わずと知れた世界の歌姫です。アトランタオリンピックの開会式で歌う彼女に惚れ込んで、もう20年以上が経ちます。大学時代には映画タイタニックの大ヒットで来日ツアーもあり東京ドームでのコンサートにも行きました。(初めてチケットぴあに電話を1時間かけ続けました!(笑))それから10年後、日本を離れてプラハで生活していた時にも運よくセリーヌディオンのコンサートに行くことが出来、少し外国暮らしに疲れていた私は物凄いパワーをもらったことを今も忘れられません。

そして、5月のゴールデンウィークに子供たちと「美女と野獣」の実写版映画を見てきました。アニメ版の美女と野獣のテーマソングを歌っていたのはセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンで私の大好きな曲の一つですが、25年後の実写版でセリーヌはディズニーからの再オファーにより新しく作られた美女と野獣の1曲を映画のエンドロールで歌っています。

その歌声が流れてきたときに、私はメロディーの中いっぱいに詰め込まれた優しい歌声にホッとした安心感で包まれて涙が出ました。映画そのものも、とても素敵でしたが最後のセリーヌの歌で本当のハッピーエンドになったように感じます。成功と更なる希望に満ち溢れていた若いセリーヌから、25年が経ち 人生の喜びも悲しみも味わった大人のセリーヌ。全てを受け入れる強く優しい女性のあり方が声に溢れていて「素晴らしい!!!!」と思いました。

新しい物や若さはその時にしかない魅力を必ず持っています。でもその後には少しずつ古くなり、年を重ねていくもの。その過程で出来た傷や変色がその物の価値を上げていく。革製品の新品の浅い色が年月をかけて味のある深い色へと変わり個性が出るように、演奏も沢山の曲を知り、ステージでの成功や失敗が積み重なって個々の音に現れてくるものだと思います。「難しい!」と怒ったり悩んだりしながら読み進めていく事は、将来の美しい音色にきっと繋がります。その時を皆さんにプレゼントする事が私の目標です。ピアノの課題はだんだん難しくなってくるものですが、目を背けず立ち向かってくださいね。今が成長出来るチャンスの時期です!

そして、私も練習に力を入れて、常にピアノと語り合いながら曲をお勉強したいと思います☆今教室に来てくださっている生徒さん方が、10年後・20年後 ふらっと立ち寄ったエンジェルコンサートで響く音を聴いて「りえ先生、素敵な歳の取り方してるね」と思ってもらえるようなピアノとの時間を紡いでいけるように、皆さんとのレッスン時間張り切りますよ!歳をとることが楽しみになるようなパワフルさを持ち続けます。時間のスピードになんて負けられません!!

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