愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

音色豊かな演奏をつくるために

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2月が始まりました。今年は子供と一緒に何十年ぶりとなる節分の豆まきをしました。大きな声を出して、投げる豆!今回は庭で豆まきをしたので高く、広くのびのび豆まきをしてなんだか元気になりました。こういう日本の風習は気持ちを切り替えるとても良い機会ですね。

さて、毎日のレッスン生さんとのレッスンでは演奏曲に合わせたアドバイスを沢山しています。もちろん初めは一緒に音を読むところから始まりますが、徐々に指が慣れてきた所からは早速曲の背景を取り込んだレッスンを私はしています。レッスン生の皆さんには、分かりやすく説明するために1カ月で譜読み、2カ月めにスラスラ弾けるようにして3ヵ月めで曲想をつけて弾けるように出来るといいね。と言ったりもしますが、実際の私のレッスンでは譜読みが出来た状態からすぐに曲想を備えた演奏練習へと進めています。もっと上級になってくると譜読みの段階から曲想を解釈しながらのレッスンに変わります。ここが、私はすごく重要な事だと思うのです。

教室によっては楽譜に書かれている強弱記号や他の演奏記号を守って弾けたらOKという所もあると思いますが、天使の音色を目指すエンジェルトーンのレッスン生の皆さんにはもっと深い所まで感じる、想像する力を身につけてもらいたいと思っています。このレッスン内容は、曲によってそれぞれ表現が違うので詳しくは書けませんが、レッスンの中で私は皆さんが曲をより身近に感じられるような音楽背景を沢山例にあげて話します。そこから皆さんが頭の中でイメージを膨らませ、個々の個性と想像性が込められた演奏へと変化していくのです。

有り難いことに、生徒さんと一緒にレッスンをしていると、こうした音楽の背景がポンポン頭に浮かんでくるので「例えばこんな感じとかね」と話すことが出来、自分でも「この例えならこのメロディーにぴったり」と思う事があります。そして、生徒さんが「あ~、そうか。だからこういう風に弾いた方がいいんだぁ」と納得してもらえた時が、演奏に心が入る瞬間。そこから本当の演奏は始まるのだと私は思っています。

想像力を簡単に養う事が出来る方法は、読書。あと妄想(笑)最近は私、本を読む時間が見つけられないので過去の読書と、今も現役の妄想が私のレッスンの源なのかもしれません。でも、楽譜を通じて作曲家とレッスン生さん、そして私と3人で繋がれる事はとても幸せな事です。ピアノと楽譜が私たちにとっての「どこでもドア」や「タイムマシン」になる!そんな夢いっぱいのレッスンをいつも続けていきたいと思っています♪

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譜読みスピード上昇中!!

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1月もあっという間に最終日。まだ寒さが厳しいですがレッスン生の皆さんのコンサートへの意気込みは練習の進み具合からとてもよく感じられて嬉しいです。生徒さんそれぞれに弾きたい曲を選んでいるので普段の練習曲より長い曲でも頑張って楽譜を読み、何度も練習する事に粘り強く頑張れているのですね。

小さなお子様で、初めてステージ演奏を経験する皆さんの中には、教室に飾ってある第1回のエンジェルコンサートの写真を見ては「こうやって座って写真撮れるの?先生はここにいるね。」とお話する子もいらっしゃいますし「私は何色のドレスを着ようかなぁ?この曲に合うのは何色かなぁ?」なんてドレスと曲のコーディネートまで考えてくれている様子で私も気合が入ります。楽しいコンサートにしたいですね。

コンサートまでの2ヵ月半、大切な楽譜プリントがしわにならないように保護者の皆様型には、厚紙やスクラップブックへの貼り付け、ポケットファイルでの保管などご協力頂きありがとうございます。私は中学時代頃から複数の講師にレッスンを見てもらう事があった為、楽譜をコピーしてスクラップブックに張り付けて持ち歩く事も多かったり、合唱団の伴奏をいくつか受け持っていた頃には伴奏譜を厚紙に貼り付ける作業もよくしましたが、どちらもとても苦手でした。(ただ私の手際が悪いだけなのかもしれませんが・・・)糊が変な風にくっついて楽譜にしわが入ってしまったり、楽譜自体が厚紙に対して若干斜めに貼り付けられる・・・なんて事はほぼ毎回だったため(笑)今、皆さんが綺麗に用意して、かわいらしくマスキングテープで縁取りまでしてある様子を見るとお母様方の愛情深さと手際の良さに感激します。お子様が楽譜を大切に思うきっかけ作りにもなり、大変嬉しいです。いつもより長い期間一つの楽譜を見つめて音符と音符の中に隠された作曲家からのメッセージをレッスン生の皆さんと一緒にひも解いていきたいと思います。

コンサートに向けてのプログラム制作なども順次進めてまいりますので、プログラム掲載用のお子様のお気に入りの1枚や一言メッセージなどもお時間のある時にはご家庭での話題にしてみてくださいね。私も今後少しずつピアノコンサートに向けての諸準備を進めていきたいと思います。春に向けて頑張りましょう!

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人生はブーメラン

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今日は、私が長年ピアノ指導をしてきた中で一番嫌な思いをした日となりました。教室運営をする上での準備不足を感じた事例をお知らせするべく、今日のブログを書こうと思います。

教室への入会申し込みをされた全ての皆さんには、第1回のレッスンの際に教材やお月謝袋,レッスンノートに加えレッスンのお知らせというプリントをお渡ししています。そこには第1回のレッスンでお渡しする物が記入してあったり、教室からのお願い、お知らせなどが載せてあります。

その中に「お月謝袋は毎月最終週にお渡ししますので、月初めのレッスンにお持ちいただきますようお願いいたします」という一文があります。もちろん第1週の日にお月謝を忘れてきてしまったり、渡し忘れが起こる事は私たち人間ですから当然ありますし、問題視する必要はないと思っています。レッスン生の皆さんがお月謝袋を「お願いします」と言ってお渡しくださる姿や、「細かいお金が無いから・・・」とお子様のレッスン中にお店でお金を崩してお月謝袋のご用意をしてくださる保護者様を見ると、お子様を大切に思う親心やレッスンを尊重してくださる姿勢にとても嬉しくなります。

ただ、今回レッスン代の滞納が起こりその保護者様との間でトラブルとなりました。昨年12月のレッスン料が未納の状態で1月レッスン料の支払いも無くレッスンに通われる生徒さんがいた為、お便りに「12月分のレッスン代が未納です。1月分と合わせてご提出ください。またお月謝は各月の最初にお支払い願います」と記入し、直接お母様にもその旨お声がけをしたのですが、次のレッスン時には「お金は袋に入れたけど家に忘れてきました~」とお母様が仰られ大変驚きました。。。。信頼の壁もガラガラ崩れました。非常識です。

何日か考えた結果、生徒さんに退会していただくようメールをしました。突然の決定に驚かれたようで、継続を希望されましたが、私の「お支払いは結構です。お越しいただく必要はありません。短い間でしたがありがとうございました。」という文に逆上されて「お金の滞納が先生を馬鹿にしているというなら、メールで生徒を切るのも馬鹿にしている!」と返事が返ってきました。お母様の自尊心をかなり傷つけてしまったようですが、これが人生の掟ではないでしょうか?

「自分のした事がいずれ自分に帰ってくる。だから人にも優しくなれるし、努力をする価値がある。」とてもシンプルな事です。このお母様は私が彼女のお子様に全力かけてレッスンする行為を馬鹿にしていると同等の行為を続けた→メール1本で退会させられた。に繋がるのです。

私が生徒を自ら辞めさせたのはこれが初めてです。レッスンには本当に色々な方がいらっしゃいますが、その全ての人と繋がる道を探してレッスンを進めるのが私の楽しみでもあるので、今回、レッスン以前の保護者様の対応が原因で退会とする事には本当に嫌気がさしました。

今回の件で突然ピアノを辞めなくてはいけなくなったお子様はとても可哀想だと思いますが、この出来事が今後習い事をする際にまず気を付ける事としてお母様の心に残る事を願います。

そして、私はこういった事が以後起こらないように教室規約を1つ加えたいと思います。

月謝の滞納が1カ月続いた場合には、退会とする

ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

かなり重い今回のブログになりましたが・・・次回からは新たに教室での様子を楽しくお知らせしていきます♪お付き合いいただきありがとうございました。

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今年も張り切ってレッスンしましょう♪

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2017年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします!クリスマスに大晦日、お正月。皆さんそれぞれに冬休みをご家族でゆっくり過ごされた事と思います。新年久々のレッスンで小さい生徒さんの中には、なんだか少し照れくさそうにレッスン室に入ってくる子もいたりしますが、元気な様子が見られてとても嬉しいです。

保護者の皆様には、アンケートのご協力ありがとうございました。生徒さんの思い、お家での様子、お母様方の気持ちなど色々教えていただくことで、今後のレッスンで気を付けたい点などが明確に分かり、大変勉強になります。また、沢山の嬉しいお言葉も頂戴して私のやる気にも火がつきました!レッスン生の皆さんと更なるステップアップを目指して楽しく進めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

さて、私はこの冬休み主人の住むロシアまで子供たちと旅をしてきました。ビックリする寒さで、ある程度チェコで寒さへの免疫はつけているはずの私たちでしたが毎日マイナス20度~25度のロシアの前では太刀打ちできない筋金入りの寒さでした。以前、このブログでプラハで降る雪は水分が少ないから氷の結晶の形でひらひら降ってくる・・・という内容を書いた事がありましたが、今回ロシアでは寒すぎて雪がいつまでたってもサラッサラで固まらない。という現象に遭遇してきました(笑)子供たちに「わ~!雪だ~!!」と飛び出してまずは雪の上に寝て天使の形を作ったら「大きいファミリー雪だるまを作ろう!!」と雪を両手にすくってみるとサラサラお砂糖なみに落ちてゆくのです。気候が違うとこんなに違うものなのか!!と驚きました。今回のロシアでは今後弾きたい曲のイメージ作りの為に真っ白の雪世界を体に沁み込ませてきたかったので、とても充実した日々となり いずれその景色を音を通して皆さんにお伝え出来れば・・・と思っています♪

少し脱線してしまいましたが・・・今、生徒さんは春のコンサートに向けての最終曲選考に入っています。連弾、ソロのどちらも今週のレッスンで決めて本番までの3か月でしっかり仕上げていきましょう。「まだ時間もあるし・・・」なんて思っていたらあっという間に3か月。後であわてる事のないよう、譜読みは2月中旬までには大体完了を目指して1回1回のレッスンを大切に進めていきましょう。

まだプログラム構成ははっきり決めていませんが、時間帯のみ下記のように決定しました。

♪第2回 エンジェルトーンピアノコンサート 2017年4月16日(日)

犬山市南部公民館 開場12時30分 開演13時♪(午前中にはリハーサルが入り、個人写真撮影も昨年のように入るかもしれません。)

これからコツコツ準備を進めてまいりますので、随時教室のお便りでご連絡しますね。最近は毎日コンサート曲をレッスンで決定しているのですが、一緒に「どの曲にしようね~」と色々候補曲を弾く中でそれぞれの生徒さんに合いそうな1曲がパッとひらめくようになり、「これはどう?」と弾いてみるとニッコリして「これがいい!」と答えてくれる という事が続いています。「未熟ながらも少し勘が冴えてきたな」と心の中でフフフッと思っている里枝先生です(笑)

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年内レッスンは26日まで

クリスマスも終わり、新年へのカウントダウンが始まりましたね。
教室のレッスンは26日までで冬休みに入ります。新年レッスン再開は13日です。
振り替えの連絡など、お休み中でもLINEやメールで受け付けますのでご連絡ください。
皆さん、体調管理を忘れずに、家族で楽しく年末年始をお過ごしください。気持ち新たに新年レッスンをスタート出来るよう私も家族でしっかり休養を取りたいと思います。
今年も一年お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
エンジェルトーンピアノ教室 

疲れた時こそ頑張りどころ

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皆さん楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか?いつもはなかなか寝ない我が家の子供たちも今日は「サンタさんが来てくれるように」と早々と布団に入って寝ています。

先日の23日には「江南ピアノコンクール入賞者記念演奏会」が行われました。このコンサートには娘が出演させていただきましたが、12月は周りでも胃腸風邪やインフルエンザが大流行していたので本番が終わるまで体調を崩さないように!ととても気を使いました。

ステージでの演奏には、日頃の練習に輪をかけた「何処をとっても不安材料のない状態」まで仕上げなくてはいけない為、娘も毎日気持ちを引き締めてピアノに向かっていたように感じます。ただ、長い時間練習していると精神的に疲れてぼ~っとしながら弾いていたり、他事を考えだしてしまいます。そんな時に初めは厳しく注意をしていましたが、演奏会直前の1週間くらいは「今、あなたがとても疲れている事はよく分かっているの。ピアノを弾く事は楽じゃない事も良く分かっている。でも、この疲れた状態でも集中して弾けるだけの強さがないと演奏会で弾くまでの準備が整わないのよ!」と指導者から共に戦う仲間として立場を変えて一緒にレッスンを重ねました。

これが、なんとなく娘を辛抱強い練習に導く一つのきっかけになったように思います。おけいこを始めたばかりの時は、だれもが積極的にピアノに向かい頑張れます。肝心なのは疲れた時にさっとやめてしまわないで、もうひと踏ん張りできるかどうか。

実際、コンサート演奏はお家の状況とは違います。お家から会場までの移動だったり、周りの環境、待ち時間など予期せぬ事が重なる上に緊張もするので、弾きたいときに弾いてやめたいときに弾くのをやめる練習では本番の出来はその時々で成功にも失敗にも傾いてしまいます。練習がそろそろ疲れてきたなぁ。と思った時こそもう少し辛抱してピアノに向き合う。疲れた時の演奏を本番の気持ちで弾く事が出来るようになると、忍耐力も本番での演奏成功率もぐっとアップします。春のコンサートに向けて、是非覚えておいてもらいたいなぁと思います。

実際、私もプラハ時代は朝早くにプラハから教授の車で出発して初対面のチェコ人出演者と一緒にドイツまでドライブして、その日の夜にコンサートで弾く。という経験を何度かしました。乗用車に体の大きいチェコ人の間に挟まれて何時間も乗っていく旅は快適とは言えませんし、初めての演奏仲間とのコミュニケーションだけでも随分と精神的に疲労します。しかし、観客にはそんな事関係ありません。演奏者としてステージに上がる以上は雨が降ろうが槍が降ろうが、曲を弾ききらなくてはいけないですよね。それも一番良い出来で!その為の底力を日頃から付けておく習慣がつけば、ピアノ以外の分野でもきっと本番に強い勝負強さを手にいれられると思います。

「疲れたところからあと3回!」そんな気持ちで頑張りましょう!

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嬉しいお手紙

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ついに今年最後のレッスン週となり、生徒さんに渡す毎月の教室音便りではレッスンの様子に加え、今後の取り組みも合わせて皆さんの様子を保護者の皆様にお伝えしています。年末には、教室アンケートを今年も実施しますのでお家での様子を含め、ご意見をお聞かせください。

今日は、先日のレッスンで思いがけずレッスン生さんから手渡された小さなお手紙とプレゼントのお話。レッスンを始めようとしたときに「先生これ」と言って手渡してくれた小さなプレゼントの包みには赤鉛筆とお手紙が入っていました。袋には「りえ先生」と書いてあり、感激!レッスン後にお手紙を読ませてもらうと、「いつもピアノを教えてくれてありがとう。りえ先生はやさしくて私のお気に入りの先生です。これからもよろしくね」という内容が書かれていてとても心が軽くなりました。

日頃から「一人ひとりが負担に感じないようなレッスンをしよう!」とアドバイスする言葉や生徒さんの表情などにも常に注意をしていますが、実際レッスンを受けている皆さんの心の中は分からないので、こうした声が聞こえるととても嬉しく心に沁みます。赤鉛筆を見て私の事を思い出してくれたのかなぁ・・・と思うと本当に幸せです。

生徒さんの中には、気持ちをどんどん言葉で表してくれる子もいれば、静かに音色で伝えてくれる子もいます。皆さんそれぞれに一生懸命にピアノに取り組み、ペースはそれぞれですが確実に上達をしています。小さな上達の芽を一緒に喜び大切に育てながら、レッスン生の皆さんの心に寄り添って楽しいピアノの時間をこれからも過ごしていきたいです。

~お礼~

レッスン生の皆様には、おいしいクリスマスのお菓子やフルーツなどお心遣い頂きましてありがとうございました。

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