愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

ピアノに向かってもらうために

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雨が降ったりやんだり、日に日に寒くなってきましたね。教室では少し早いですが夕方からのレッスンにはオイルヒーターを使い始めました。ゆっくり暖かくなるので丁度快適温度で皆さんレッスンに取り組んでくださっています。寒くなるにつれ、指も初めは思い通りに動かなくなりピアニストには辛い季節がやってきますね。

さて、今日は半年に1度くらいでしょうか?生徒さんのお母様方からいただく深刻なご相談の解決策を考えたいと思います。それは・・・「自分からお家での練習をしないお子様を、無理やり練習させる事にお疲れのお母様方からの声」です。以前にもこのテーマについてブログの中で取り扱ったので、こういうメッセージを送ってくださるお母様には、そのお子様にあった解決法を提案したメッセージに合わせて、「ピアノの練習時間を作りたい」と「母と子の笑顔レッスンを目指して」の過去記事を送って読んでいただいております。

そこで、お母様は皆さん冷静になられて「しばらく休ませよう」「もう止めさせよう」という気持ちを沈めて「そうですね。もう1度頑張ってみます。レッスンは通常通りお願いします」とお返事をくださいます。

そして、私はレッスンの中で生徒さんとお家での練習についてお話をするわけです。現在の私はピアノ指導者であり、母でもありますが、それよりずっと以前は恐ろしいほどのピアノの宿題に苦しんでいた子供でもあったわけですから、ピアノに向かえないお子様の気持ちも、練習させたいお母様の気持ちもどちらもよ~く分かります。優等生でスイスイ進んでこなかった私の過去が今、やっと役に立っているように感じます。(笑)

まず、私と生徒さんが一緒な事、それは親に「ピアノを止めなさい!」と言われると「絶対に止めたくない!」っと即答するという事。優等生チームの中でもがき、泣いたり怒ったりして家での練習をする私でしたが、親も不思議に思うほど「止める」とだけは言わなかったそうです。

指導者の立場としてはそう言ってもらえる事に嬉しく思います。そして母の立場からすると「何を言ってるんだろう?まともに練習もしないのに」と思うでしょう。そしてお子様の気持ちは・・・色々ミックスしている事と思います。テレビも見たいし、でもピアノで好きな曲が弾けるという事の嬉しさも知っています。お友達より上手になりたいという気持ち、女の子なら次のステージドレスもきっと楽しみですよね。お子様は純粋な心の持ち主、楽しそうな事を見つけるプロですからどんどんお手軽コースを選んで進んでしまいがちです。でも、お楽しみは「ぶら下がっているものに食いつくだけのパン食い競争的なもの」だけでなく、「努力を積み上げる事でお楽しみが出来上がる!という山登り型」の楽しみの見つけ方も教えるべきだと思います。それも、楽しみながら。

私はあまり山登りは得意ではないので尾張富士くらいにしか登りませんが(汗)あんなに大変な思いをしてでも高い山に登る登山者が多いのは、きっとその道中に偶然見かけた1輪の花や、山から吹き下りる風、透き通った鳥の声、時には清水もあるでしょうか?そして山を登る人たちとの声の掛け合い・・・etcそんな様々な小さな喜びを積み重ねながら険しい山道を登っていくのだと思います。自分を必ずまっている山頂からの景色を目指して。。

ピアノを弾いている時にも、お花や、風、鳥の声、清らかな水などの栄養補給が必要です。それを楽譜から見つけ出すように私は生徒さんとのレッスンを進めます。楽譜はただの黒丸と白丸の羅列ではない事を伝えつつ、一緒にお花や風の音を楽しみたいと思います。少しでも多くその喜びを生徒さん自身の心に残すこと、それが私の役目です。

そして、お家に帰られたら・・・お母様方は山道を登るときに声掛けをしてくれる山登りの仲間であってほしいと思います。山登りの最中に出会う様々な人々との声掛けは「あいさつ」なんですよね?知らない人同士が笑顔であいさつを交わすと聞いたことがあります。まさか、誰も「ほらっ!しっかり登ってくださいよっ!」なんて言う人はいないでしょう(笑)

お母様方は、お子様を「さぁ!やるか」とピアノに向かう気持ちになれる言葉がけをお願いできればと思います。

「ママは、○○ちゃん(君)のピアノを聴くと元気になるから、ピアノを聞かせてくれる?」とか

「今日のお料理がおいしくなるように、音の魔法エッセンスを入れて欲しいから、弾いてね」

「大変、妹(弟)が泣いてるよ!優しい気持ちになれるように、弾いてあげて」

「サンタさんにプレゼントありがとうのピアノを聞かせてあげよう」などなど

近くにある全てを題材にしてお子様が「誰かの為に弾こう!」「私(僕)のピアノは特別なピアノ♪」と思えるようなピアノへのお誘いをしてあげて欲しいと思います。

まず、嫌々な気持ちでピアノの前に座らない事。それが出来れば、楽譜の中に潜んでいる花・風・鳥・・・といったレッスンでの演奏を思い起こして少しずつでも向上心を持って弾いていけるようになる事と思います。

お子様も、お母様も一緒に楽しめる、ピアノ登山パートナーになってくださいね♪(また変な言葉を作ってしまいましたね。笑)

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エンジェルコンサート日程決定

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10月1日に会場を予約してきます!とお伝えして以来、その後の報告を忘れておりましたが、無事に会場予約完了しています。

来年のエンジェルトーンピアノコンサートは

 2018年 4月 22日(日)

の開催予定です。新1年生になられる生徒さん方は、少しずつ学校生活に慣れるころではないでしょうか?皆さんのご参加を楽しみにしております。

当日の詳しい時間、プログラム等はこれから決めていく予定にしておりますが、年末のレッスンあたりで演奏する曲の候補がだいたい決まっている状態にして余裕を持って練習できると良いかなと考えております。

みなさんの好みや雰囲気、レベルに合わせた曲を私も少しずつピックアップしておきたいと思います。何か、弾きたいメロディーなどがある方はお知らせくださいね。

そして、オープニングのお楽しみも思案中です。前回初挑戦したトーンチャイムがとっても素敵な仕上がりでしたので、皆さんのご参加が見込めるようでしたらまたやりたいなぁと思っていますし、もう一つ皆さんと試してみたい☆お楽しみ☆見つけちゃいました!!ということで、こちらも出来そうであれば皆さんにご協力お願いいたします☆

予定としては、前回同様に午前にリハーサル(時間通りに進めない事が多いため希望者のみ)午後からの開演としております。皆さんと一緒に、楽しいステージを作っていきましょう♪

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誰かのために奏でる

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週末に雨の多いこの頃。運動会も予定通りに行われず私もレッスンの予定をその都度変更させていただき週末のレッスン生の皆さんにはご迷惑をおかけしております。申し訳ありません。

さて、先週末は友人の結婚式へ大阪まで行ってきました。留学時代の友人なので、友人のご家族以外には参列されるご来賓の皆さんを全く知らない式への出席でしたが、大切な友人の晴れの日!参列出来て本当によかったと思っています。以前にも書きましたが、この日は友人代表のスピーチとピアノ演奏を頼まれており、スピーチの原稿だけは式の2週間ほど前に書き上げました。書いただけでそのままだった原稿を式の1週間前から毎朝2回ずつくらい読んで頭に入れよう!と朝にブツブツつぶやきながら読んで迎えた当日。予想外の展開へ・・・(汗)

神聖な場所へ座ると、色々な事を思い出しすぎてしまうのでしょうか?式の始まる前から1人喜びの涙。披露宴でも新郎新婦の登場で涙。とにかく泣けて泣けて困ってしまい、スピーチも覚えていた原稿を80パーセント、後半は感極まって原稿を忘れ(笑)涙混じりの即席スピーチへと変わっておりました。

その後すぐにピアノ演奏で、急いで涙をふき「愛の挨拶」を弾かせてもらいました。レッスンの中でも大人のレッスン生の方はよく「人前で弾きたいと思うけど、いざとなると弾けない」「人前での演奏は怖い」という事をお話くださいます。私もその気持ちは本当によく分かります。私の場合は「失敗して、笑われたり後で言われるのが嫌だから」という自分を守りたいという気持ちのせいで人前での演奏に怖気づいてしまう事があるわけですが、この日の新幹線の中で暗譜の仕上げに楽譜を見ていた時に「自分がどう思われるかは捨てて、友人の幸せを願う気持ちだけを込めて弾こう!」と思い立ち、ピアノへと向かう事が出来ました。ほんとうに不思議ですが、ピアノコンディションや、音響、会場等どれをとってもベストではない環境の中、とても集中して新郎新婦への祝福の気持ちだけを乗せて弾けました。まれにみる自分で納得できる演奏でした。

自分を大切にする気持ちというのは、生きる上で絶対に必要なものですし、その気持ちが向上心を生み出すと思いますが、それに加えて利他を願う気持ちは心の中にすごく強い柱を立ててくれるように感じます。競争世界のような毎日の中でも、ピアノに向かう時間だけは「誰かの為に。誰かを笑顔にさせられるように」という温かい心で音を奏でたいですね。

☆おまけ☆スピーチの話ですが、新郎側のご友人はスピーチ原稿を読まれて間違いなく冷静にお話されていました。「あれ?原稿読んでも失礼じゃないんだぁ」と思いつつもご指名を受けてマイクに向かう時は原稿を置いていく私。「やる!」と決めたらリスクを背負っても突き進む暴走型です。4月には3回目のエンジェルコンサートもある事だし、マイクで落ち着いて話す練習も課題に入れないとな。とつくづく思いました。

 

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魔法の40分

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朝晩が肌寒い季節へと変わってきましたね。秋は行事も目白押しでまだまだ忙しい皆さんですが、楽しくレッスンに来て下さる事をいつも嬉しく思います。

今日は生徒さん方が教室で過ごす30分~40分間についてをテーマにしてみます♪「ピアノを弾く子は頭が良い」という言葉が脳科学の先生のお話で世間に良く知られていますが、実際はもう何十年も前から言われていた事だそうです。以前にも書きましたが、私の周りにいたピアノ仲間も見事に優秀な人の集まりでした。小学校6年間を共に過ごしたピアノのグループレッスンの仲間はみんな有名高校へ進学し、現在お医者様になっていたり一流企業で活躍していると聞いています。私の高校時代のクラスメイトも演奏がトップの子は勉強もトップでした。もちろん、本人の努力、負けず嫌いの性格があっての結果だとは思いますが、「ピアノが上手い」=「頭が良い」の法則は確かに私が実際目にしていた事です。

その理由は脳のミエリン化というものだそうです。楽譜を見る(視覚)→指を動かす(行動)→音を聴く(聴覚)というサイクルがものすごい速さで必要となるピアノは、脳の広い分野の細胞同士のネットワークが高速で情報伝達するようになるミエリン化という現象を起こすので、頭の回転が速くなる。つまりは、頭の良い子=ピアノを弾いている子になるそうです。

「頭の回転が速い!」これは素敵な事ですよね。ただ勉強が出来るのではなくて、あらゆる事において発想が溢れてきそうで将来に期待が持てます!ただ、気を付けなくてはいけない事はちゃんとこのサイクルを行う事ですよね。楽譜を見ていなくては、視覚野は動かない。指を動かす行動野は動いても、音を聴いていなければ聴覚野は動かない。そして、何より続けなければその効果は期待出来なくなってしまいます。

私は子供の頃よく恩師に「ちゃんと聞いて弾きなさい」と言われていたように思いますが、この聴覚野での作業をおろそかにしていたんだなぁ。と今改めて思います。そんな自分の失敗例をもとに、私は小さな子のレッスンでも「どんな音を出そうか?」「どんな気持ちの音の場所か?」等々の聴覚までしっかり刺激出来る演奏レッスンをしたい!と取り組んでいます。

一緒にいられる40分の間に、楽譜から沢山の音楽のイメージを引き出したり、曲それぞれの雰囲気にあった伴奏を付けて一緒に弾く事で、小さなお子様でも自分の音に興味を持って(弾きっぱなしにならない)最後まで責任をもった演奏が出来るように脳全体をしっかり動かすピアノへと導きたいです♪

もう1つ!魔法の40分のお話。こちらも脳科学で実証されているグランドピアノの音について。グランドピアノからは人間の耳では聞こえない高いヘルツや低いヘルツの音が発せられています。その音(倍音)のシャワーを体全体で浴びることによって脳が活性化するのだそうです。しかも、このグランドピアノの音のシャワーを1週間に40分聴くだけで受験勉強に絶大な効果がある。というのです!!

フェアリーコースのレッスン時間も通常40分!お家でなかなか弾く時間の取れない中学生・高校生の皆さんも、レッスンに来られた40分間にグランドピアノの音をいっぱい浴びて脳をパワーアップしてもらえる!と思うと、とても嬉しいです☆☆私が皆さんに伝えたり、与えたりできるものは小さなことかもしれませんが、レッスン室の2台のグランドピアノは♪虹色♪音のシャワーで皆さんを待っていますからね☆

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ドレミファレッスンのリズム感

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あっという間に10月!これからぐっと秋めいてきそうですね。今日10月1日は、毎年私にとって大切な日です!というのも4月のエンジェルコンサートの会場予約に行く日なのです。去年は、子供の運動会と重なって開館と共に予約が出来なかった為に希望していた日程が取れず1週間前の日程となりましたが、今年は開館時間前に会場にスタンバイしてゲットできるように!頑張ってきます。次回のブログでは日程のお知らせが出来るのでお楽しみになさってくださいね☆

さて、今日はエンジェルトーンの小さな仲間たち。「ドレミファレッスン生」のお話にしようかな。と思い立ちブログを書き始めました。こちらのドレミファレッスン今年の4月から教室の新しいコースとして始まり現在年少組に通う小さなお子様が通ってくれています。このレッスンでは私のオリジナル曲がレッスンの80パーセントを占めていると言えるほど、レッスン生の皆さんは初めて聞く曲ばかりで構成されています。

レッスンコースを考えている頃は、沢山の子供用の遊び歌や童謡も聴いて「これを使おう」「この曲もいいかな」なんて考えていたのですが、自分の息子が年少に入る1年前から試験的に始めたドレミファレッスンで使ってみると「意外にスピードに乗って手遊びをする事が難しい」という事に気づきます。大人には心地よいテンポも小さなお子様には乗り切れずになんとなく終わってしまう事が分かったところで、「子供言葉のレッスンの為の曲を作ろう!」という発想へと移っていき今のドレミファレッスンの数々の曲が生まれる事となりました。

とはいえ、初めはとても心配していたのです。「この歌、覚えてくれるかな?一緒に歌えるようになるのかな?」と不安を胸に顔は満開の笑顔で(笑)歌い始めてみると、翌週からはなんと!子供さんたち一緒に歌ってくれるようになっていました☆ご挨拶の歌をうっかり忘れてレッスンに入ろうとすると「ドレミファレッスンの歌は~?」と指摘を受けるようにまでなり、お返事の歌では「今日はおもしろくお返事するよ~」とウキウキ顔で待ってくれています。子供さん達の吸収力って本当にすごいですね。

そして、一番うれしい驚きなのは、生徒さん達のリズム感向上!!これは本当にビックリです。レッスンを始めた頃はよく知っている「チューリップ」のお歌に合わせてカスタネットを打つのもばらついて難しかった子達が、この半年で色々なリズムに対応できるようになっています。実はこのリズムの練習にもオリジナルメロディーがいっぱいで、沢山のリズム動物が登場し動物園が出来そうです☆

初めはねずみ・カエル・くま・馬の動物メドレーでリズムをしていましたが、夏休み中に作ったリズムシリーズで 新しいネズミ・犬・ふくろう・ねこ・かたつむりまで登場し、毎週ひとつづつ動物を加えながらリズム練習もしています。皆さんあっという間に覚えて、私が1度歌ってリズムを打って見せると次からは「りえ先生はピアノ弾いて~!1人でリズム出来る~!」と始められるほどです。

レッスンを終えて帰っていかれるお子様がお外でリズムレッスンの歌を歌いながら歩かれる声が聞こえたりすると「1つのメロディを生徒さんの心に残せたかもしれない」と一人感動します☆

小さなお子様のドレミファレッスンは音楽の種を皆さんの心に蒔く期間。リズム感や聴く力という芽を伸ばしてフェアリーコースへと進んだ時には初めの小さな曲から歌心溢れるピアノの花が咲かせられるようになると期待しています。

小さなドレミファレッスン生さん、いつもニコニコをありがとう♪

~おまけ~今回のイラスト、カスタネットで可愛くリズムするイメージのものがいいなぁと探し続けたら・・・フラメンコの世界まで行ってしまいました(笑)ドレミファレッスンでフラメンコカスタも夢じゃない!(なんてね☆)

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苦手をなくすピアノの練習♪~返し縫作戦編~

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今週末あたりから、運動会シーズンですね。教室でも、レッスン後に「リレーで走るのが楽しみ!」「組み立て体操が大変だから嫌だ~」「私走るの速いんだよ!」とそれぞれに心待ちにしている様子が感じられます。毎日の練習の成果を外でおもいきり発揮してほしいですね。

私はと言うと、季節の変わり目恒例 のどの調子が悪い時期へと突入しております。レッスンでは、お話したり、歌ったりとノンストップで声を出しているような感じなので(ピアノレッスンなのに(汗))要注意。去年のようなガラガラ声にならないように、早めの対策で頑張ります。

さて、夏にはレッスン生のみなさんそれぞれが1曲を決めて演奏を作り上げましたが、どんな曲を弾いていても、必ずぶつかるのが「どうしても苦手な場所」です。上手く弾けるようになってからも、なんとなく不安な気持ちでその苦手場所に差し掛かり演奏を続けるという事もあるのではないでしょうか?

今日は、そんな苦手場所を無くす練習作戦をネーミング付きでご紹介です!名付けて、返し縫作戦!(笑)

レッスンの中で、生徒さんはまず練習してきた曲を弾いて聞かせてくれます。演奏のあとに「いつも苦手だな~と思う場所ってあるの?」と尋ねると、大体の生徒さんは苦手な個所を知っていてすぐに教えてくれます。他の所はスラスラ弾けるのに、その場所にくるとテンポが遅くなってしまったり、止まってしまったり、ミスタッチをしたり・・・と演奏している本人自身が残念に思っている事の証拠ですので、「苦手場所」をサッと指させる生徒さんには内心ほっとします。

「そうだよね。そこは難しい!!でも、苦手な場所を知っていてよかったよ~!退治できるもんね」と話しながら、返し縫作戦の出番です。苦手個所をまず分解するように、右手、左手の指使いの確認をして復習、その後に苦手な小節の後ろ側の拍(4分の4拍子の曲なら3~4拍目)から弾けるようにしていきます。言葉で説明するのは難しいですが、まず数拍分をきれいに弾けるように、次にその拍を含む1小節を弾けるように、さらに1小節プラス前の数拍を弾き、今度は2小節を続けて弾けるように・・・と言う具合です。一番初めに弾き始めた苦手個所の数拍は最終段階の2小節が弾けるようになるまで常に練習の中に組み込まれているわけです。課題は2拍→1小節→1小節半→2小節と変わるので、生徒さんがチャレンジ精神で繰り返し弾き続けるうちに苦手箇所はすごい回数練習することになり、家庭科の先生もびっくりな程の強固な「返し縫作戦」の練習が完成します。

ピアノに限らず、楽器の演奏家さん達というのは、華やかなステージとは裏腹にコツコツと地味に練習を積んでいくものなのですね。今回の返し縫作戦は、テクニック的に弾けない場所への取り組み方ですが、その他にも「情緒的な音」「メロディの流れ」「左右のバランス」など理想の演奏にたどり着くためには、沢山の山が待ち構えています。忍耐力が必要で逃げ出したくなる事もあると思いますが、ピアノはやった分だけ、心を込めた分だけ確実に音になって戻ってきます。弾きたい音を追い求めて頑張りましょう!

ちなみに・・・教室では「無理」「出来ない」という言葉はNGワードになっております~。未来への光あふれるレッスン生の皆さんにはとてもとても似合わないこのワード。「無理って言っちゃうと、本当に出来なくなっちゃうからダメダメ~」と一蹴して一緒にしばらく練習すると、「無理」はたちまち「出来た」に変わります。

時々、ちびっ子からも聞こえてきたりしますが、この言葉を聞くと、パワフル里枝先生さらに燃えてしまうのでご注意を☆(笑)

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心に残す音の贈り物

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このブログを始めた頃から2年近くは完全夜型の生活をして、ブログを書くのは真夜中でしたが、ここ半年くらいでしょうか朝方の生活に切り替えました。ずっと夜型で朝方に生活が変わるなんて私の人生にはないだろう。と思っていたくらいでしたが、朝の4時くらいから活動し始めると、仕事のはかどりが早く、「早起きは三文の徳」というのが今更ながら分かる様になったこの頃です。

先日、ウィーンに9か月留学していた頃に出会った大切な友人から突然会いたい!という連絡を受け、久しぶりに再会しました。関西圏からはるばる来てくれたので、教室でのレッスンが始まる前まで一緒に過ごしたのですが、今回彼女が犬山まで来た一番の目的は・・・「結婚式披露宴でのスピーチと演奏のお願い」でした☆☆☆

2人で一緒に演奏をしたいと思っていたそうなのですが、ドレスの関係で演奏はNGだと言われたそうで、ソロでの演奏を頼まれました。私は友人の結婚式・披露宴に参列すると「ピアノをお願いね」と前もってご指名を頂く事が多く、曲名と1カップルがペアになって思い出になっていたりします。今回は、ウィーンでの色濃い時期に二人でもよく弾いた1曲「愛の挨拶」に決まりました。

結婚式・披露宴は、人生においてとても大きな大切な一日ですよね。年老いても笑顔で思い出すであろう喜びの日に招待いただけるだけでも幸せですが、そこで二人の幸せを祈る気持ちを込めて演奏が出来る事は友人としてとても光栄な事だと思います。

スピーチも、演奏も、形に残るわけでは無くその一瞬一瞬で過ぎ去ってしまうものですが、その日の写真を見ればその時聴いた演奏が記憶の中からよみがえる様な愛情いっぱいのメロディで心に残る音を紡げたらいいなぁと思います。

私がレッスンを通して皆さんに伝えたい事は、そういう目には見えない力と言えるかもしれませんね。楽譜に込められた作曲家の心、思い描くイメージ、音色、響き、演奏するときの気持ち。全てが手に取ってじっくり観察する事の出来ないものです。けれど、「この1曲を弾くと、心は一気に○○の時代にタイムスリップする」くらいの心を添えていつもピアノが弾けるように、一つ一つの音を大切に磨いていきましょう。

写真は、先日生徒さんからプレゼントしていただいた「ひまわり」です♪玄関を開けるとお花を持った天使さんが立っていて心がときめきました☆「お家でさいたひまわりです」とお母様と生徒さんの優しい心がいっぱい詰まったプレゼントはいつも私の心に残ってニコニコ咲いてくれそうです♪

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