愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

オペラ公演!

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なかなか暖かくならない日が続いていますね。暖かい春の日が恋しいです。。

週末(2月11日12日)に7月から練習が重ねられていたオペラ公演がありました。私は練習ピアニストとして参加していたので参加者の皆さんが楽譜にくぎ付けで譜読みして音やリズムを確認していくところから、暗譜で大抵歌えるようになるまでの期間毎週レッスンに参加していましたが、演出家の先生が主体になって舞台稽古が始まってくる頃からは本番用のオーケストラの音での練習に切り替わるのでそこからは参加していなかった事もあり、「どんな仕上がりになっているのかなぁ」なんて思っていましたが、オペラ協会の方からご招待いただいたので子供たちを連れて鑑賞してきました。

この作品は、地元の伝説や歴史を舞台にしたもので台本も音楽もこの日の為に書き下ろされた作品でしたのでもちろん初演です。以前のブログには私も賞味1時間の楽譜の譜読みと慣れない音の響きに苦戦していた模様を書いていましたが、回を追い、楽譜を何度も見直して弾くうちに、その音楽を自分なりに理解して楽しんでいたので演出家の先生が描く目で見える演出と作曲家の先生がオーケストラ用に音を重ねた耳から感じる情熱の完成系をとても楽しみにしていました。

幕が開けるとそこにはとても立派な舞台演出が施されており、耳で聞くだけのコンサートではない、情景を映し出すオペラの豊かさにまず感動しました。そして数カ月ぶりに聴くメロディーや歌声。私がいた頃はみなさんがぎこちなく動いて、役作りにはまだ入りきれていない状態だったので「わぁ!感情が入っている!」とか「動きが自然だなぁ」など出演者の皆さんが公演に向けて歌も演技も磨き上げた様子がありありと感じられたことが嬉しかったです。素晴らしい出来でした。

前回、「オリジナルの力」と題して書いたブログでしたが、この日もその「オリジナルの力」を物凄く感じました。一般的に私たちが演奏するクラシック音楽の作曲家とは対面することが出来ず、作曲家が意図している曲への細々した思いを完璧に知りえる事は出来ません。でも、今回のオペラでは今現役で活躍されている作曲家の先生自らがオーケストラの音を操作し改編曲をしていくので、作曲家が望む演奏を聴く事が出来るのです。その説得力はやっぱり何物にもかえられません。作曲家の意見は絶対。正直、私も自分の曲を弾くときが一番リラックスして弾けます。(とは言えなかなか自分の作品を人前では弾かないのですが)でも、また作曲してみたいな。と思うきっかけを得る事が出来、今回このオペラにご縁があったことに感謝しています。

日本ではなかなかオペラを見に行く機会などないのですが、芸術が詰め込まれたオペラ公演は是非皆さんにも体験してもらいたいです。(日本ではチケットがかなり高いのが残念ですね)まずは、ミュージカルからでもいいかもしれませんね!

写真は私が大好きなオペラ☆プッチーニラ・ボエームです♪

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