愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

2人のリエ先生

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だんだんと涼しくなってきましたね。教室開始から書き続けているこちらのブログ、最近はすっかりペースが乱れてしまい書きたいと思っているテーマのメモだけが増えていっています。夏の疲れか?少し横になるとすぐ眠ってしまい・・・ブログが大停滞をして申し訳ありません。

さて、今日のお題「2人のリエ先生」これ、教室にもう一人先生が増える訳ではないですからね。ビックリニュースが待ち構えている事はありませんので、リラックスしてお読みください(笑)

教室にお越しくださる小さなレッスン生さんから大人のレッスン生さんまで、私は毎日ピアノを通して色々なお話を交えながらレッスンをしています。「とっても恥ずかしがり屋さんで全然他の人とはお話出来ません」「なかなか心を開けない子です」「少し多動気味と言われています」など体験レッスンの時からお母様方はお子様についての心配事をお伝えくださいますが、ピアノの音は驚くほどの潤滑油の役割をはたしてくれるようで、小さなお子さんも心の世界を色々お話してくださいます。そして、中学・高校生や大人レッスンの中でも、曲をテーマに世界観を一緒にお話する時間を持って演奏に臨めている事が私の講師としての一番の喜びです。作曲家の苦悩の末に書かれた一つ一つの音を演奏する際に、演奏者の心がその作曲家に寄り添えるように小さな曲を弾く時から曲の世界へ旅する気持ちをどんどん高めていきたいですね。

「曲の世界へ旅をする」とパソコンで打つのは物凄く簡単ですが、実際楽譜に向き合って弾く者にとっては大変な事です。だって、自由に弾けなきゃ旅どころではないですから・・・そこで必要になるのがお家での練習の積み重ねとなるわけです。

よく有名ピアニストさんのインタビューなんかを聞いていると「物心ついたときからピアノが大好きで、ピアノの前が自分の席だった。学校の宿題もピアノの場所でやっていたし、とにかく親に『もう止めなさい』と言われるまで弾いていました」というのを見かけるのですが・・・これって・・・・凄い。一度そういう光景を見てみたいものです。我が家にこんな光景もちろんありませんし、私もそうでは無かったです。ピアノは大好きでしたが、テキストの曲は徐々に難しくなり曲の世界なんて本当に何も考えずにただ必死だったなぁ。。練習は修行だったなぁ。。という記憶がメインです(汗)

なので、生徒さん方にはお家での練習がはかどるように!少しでも楽に弾けるようになるように!と色々楽譜の読み方のコツや練習のツボみたいな所をピンポイントでお伝えしていくように努めています。それを元に、1週間お家で練習してきてくださるのですが、最近本当に曲の仕上がりスピードが速くなった!お家でのお母様方のサポート力とお子様の努力がどんどん実っていて、嬉しい進歩がいっぱいです♪

色々な方法でピアノに向かえる環境づくりを各ご家庭考えられていらっしゃると思います。素晴らしいお母様方の導きに感謝するばかりですが、我が家では「2人のリエ先生作戦」で子どものピアノへの向き合い作戦をしています☆

娘も息子も「他の教室でピアノを習う事は絶対嫌だ」と言い張るので隙間時間でレッスンを見ていますが親子なのでだらだら~っと姿勢もめちゃくちゃ、足がとんでもない方向へ伸びたまま弾いていたりする事があるんです。すぐにお水が飲みたくなったり、トイレに行きたくなったり、とにかく雑念の嵐。初めは注意したり、許可して優しいリエ先生ですが、明らかに集中が足りない!と見限った途端に、優しいストラトゥラット里枝先生から、鬼のイナガキ―ノ里枝先生に激変!!根性のレッスン開始となります。それこそピアノへ向かう精神論から始まり目標地点まではしっかりやらせます。子供たちも、自分の甘えた態度に引け目があるので気持ちを切り替えざる終えずやっと練習へのエンジンがかかる。。。という感じで頑張り始めます。時間的にはだらだら時間と厳しいレッスン時間で普段の倍必要になるのですが、「自分のダラダラ練習の為に無駄な時間を過ごしてしまった」という意識を印象付ける為に私もその時ばかりは屈しません。子供たちはピリピリしながら一生懸命に練習をして、目標地点までなんとかたどり着く→イナガキ―ノ先生にチェックしてもらい、もう5回練習→そこへ優しいストラトゥラット先生登場→歌いながら最後の1回は背中に手を当ててリラックスして弾く→レッスン終了。となります。この最後の1回は間違ったりしても指摘しないのですが「ここ失敗したからもう1回弾いておくわ」と子ども自ら完結させる意欲が出てきます。これは鬼教授から解放された喜びの現れでしょうね(笑)

ここで、「よくがんばった~!明日はこの頑張りを頭が覚えていてくれるから楽ちんで弾けるね」と明日への希望を一言伝えてレッスンは終了です。「しかし、イナガキ―ノ先生は怖いねぇ・・」と他人事のように話して気づけばすっかり多重人格の私。(笑)

でも、あの手この手でお母様方はピアノ時間をお子様と楽しんでいらっしゃるんだろうなぁ。とお話を聞いてみたくなります♪ちなみに、イナガキ―ノ先生は年に2回くらい出没して、我が家の子供たちをビビらせています(笑)これはエンジェルトーン番外編の先生ですからね、正規のエンジェルトーン生の皆様には優しいストラトゥラット先生の方で楽しくレッスンですからご心配なく♪

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