9月も中旬。先週の金曜日はお月見でしたね。太陽のようにポジティブにみんなと楽しいレッスンを過ごそう!!とニコニコ明るいいつものリエ先生ですが、今年はとにかく「お月見をしたい」とずっとお月見の日を楽しみにしていました。大人のレッスン生さんが春から夏にかけてドビュッシーの「月の光」を演奏されていたので、月について考える事が多かったからかもしれません。
若い頃は、勉強不足でなかなかドビュッシーの作品の美しさを楽しめなかった私ですが、今レッスン生の皆さんと楽譜を読み解いていくとその美しさ、ストーリー性にうっとりです♪
子どもの頃、いつもお月見の日には母がススキとお団子を用意して月が良く見える廊下に小さなテーブルをセッティングして「里枝ちゃん、今年もお月様が綺麗だよ」とゆっくり空を見上げる時間を必ず作ってくれていました。お月様に話しかけながら眺めた夜をとても懐かしく感じて、今年は20年以上ぶりにお月見を主人と子ども達とで楽しみました。太陽のまぶしさも大好きですが、月の優しい光は本当に安らぎですね~。
毎日の忙しさに子どもも大人も生きている事を楽しむ間もないような日々を過ごす真面目な日本人の性格ですが、その時にしか味わえない喜びを立ち止まって味わう気持ちを忘れないようにしたいですね。チェコ時代、とってもお世話になっていたチェコ人のおじいちゃんは私にいつもこんな風に話してくださいました。「リエ、日本人は働くために生きているのかい?それじゃ、もったいないじゃないか。チェコ人は生きる為に働いているんだよ。」この言葉の違い、すごく重いです!!自分の時間の価値観を高く持ち続けたいですね。
今回はレッスンから少し外れたお月見テーマで時間を楽しむ大切さを再認識♪でしたのでおまけに、1つおもしろピアノ動画を貼り付けておきます♪
我が家のペット犬の「太陽君」が今月で一緒に暮らし初めて1年記念のお祝い曲です。保健所で処分寸前だった傷だらけでボサボサの寂しいトイプードル。保護団体の方に救いだされ、前足にあった致命的な傷も治療をしてもらい生きるチャンスを得た3本足の太陽君の里親募集が目に留まった時、居ても立ってもいられなくなり連絡をして保護団体から我が家の子になる事を許されました。
お散歩すると、見かける人皆さんが「かわいそうに3本足なんて・・・」と声をかけてくださいますが、太陽君は幸せですよ♪大丈夫です。我が家で毎日を楽しむために生きています♪というわけで、まるでチャップリンの無声映画のような陽気な感じの楽しい曲を作って太陽君にプレゼントしました。名付けて「たいちゃっぷりん♪」即興にもかかわらず、子ども達がパーカッションで彩りを加えてくれました♪どうぞ笑ってお楽しみくださいね☆