新学期も元気に始まり、レッスンに来て下る皆さんは新しいクラスの仲間や先生についてお話をしてくれます。「良い先生だったよ。おもしろいし、友達も楽しい」と嬉しそうな子もいれば「今度の先生はすごく厳しいからやだ~」と不安いっぱいの新学期という子もいらっしゃいますが、新しい始まりはワクワクしますね。沢山の経験が皆さんを成長させてくれる事を願っていますよ♪
教室のレッスンはコンサートまであと3回!あと2回!とどんどんステージが近づき、本番にむけてのお家での練習について、ステージでの振る舞いなど、演奏以外の練習も小さなお子様達には組み込んでいます。ステージへニコニコ笑顔で向かえる子はなかなかいないものですが、回を重ねると共にステージ演奏を楽しみに出来るようになるといいですよね。「音の天使に見守られているから大丈夫♪」そんな気持ちでみんながお客様の前へ登場出来るように支えたいと思います。
このコンサートの演奏曲は、いつも生徒さんと一緒に最終決定をしますが、普段の様子を見ていて「こういう曲が好きかな?」と思うものをいくつか候補にあげています。私の中では「○○さん(君)はきっとこれを選ぶかな?」と予感がありますが、さらに数曲加えて曲を弾き紹介します。私の予感と皆さんの好みは今のところかなりの確率で合致するので、生徒さんの好みを少しは把握出来ているかな☆と嬉しくなるのですが、今回、レッスン中に生徒さんとこんな話になりました。
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生徒さん「先生、この曲は、音も難しくて訳が分からなくなるけれど、とてもきれいで良い曲ですね」
リエ「そうだね~。私が中学の時にはこの曲まだまだ未知の世界だったよ。。でもね、きっとこの曲は○○君が大人になってからもフッとした時に頭に流れて癒してくれる曲になってくれるんじゃないかな。と思うんだ。これから広がる世界は長く大きいからね」
生徒さん「そうですね。絶対忘れないと思います。先生の生徒の中で今後この曲を弾く人がいないかもしれないし。そうしたら、先生の中でも覚えていてもらえるし」
リエ「そうそう。間違いないね。この曲と言えば○○君っていう図式はもう既に出来上がっているよ。この曲を聴けば必ずこのレッスンを思い出すし、そうやって私の中の思い出はずっと繋がっていくからね~」
生徒さん「はい。覚えていてもらえたら嬉しいです」
リエ「もちろん!覚えているよ~。だから、この難しい音の並びも何とか乗り越えて良い演奏を目指すのじゃ!!」
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と最後の一節だけしんみりしないように昔話のおじいちゃんのようになっておりますが(笑)レッスン生さんは曲に対してもピアノに対しても、とても真面目な姿勢で向かっているんだなぁと嬉しく思いました。
今月初めには、大学進学で他県へ独り立ちをする生徒さんを送り出し、昨日はなんと!妊娠が分かりママになる準備に入る為しばらくレッスンお休みに入るおめでたレッスン生さんを送り出しました☆☆☆
驚いた事に進学される生徒さんは「大学ではチェコ語を第2語学で選択します。」と伝えてくださり「じゃぁ、今度会える時にはチェコ語でご挨拶だね~」と笑い、ママになる生徒さんは「たぶん2~3年後に子どもを連れて戻ってくるから先生辞めないでくださいね」と未来のレッスン予約を頂きました♪
巣立つ生徒さんに握手をして伝える事は「幸せでいてね♪ずっと応援しているからね」という事につきます。ピアノが繋げてくれたご縁はずっと大切にいつまでも曲とともに思い出として皆さんと共有出来れば本当に幸せです。
今回のコンサートが皆さんとのもう一つの思い出の共有となりますように。頑張りましょう!明日は舞台監督さんと打ち合わせです!!