愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

お気に入りのピアニスト

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あわわ・・・としている間に11月も中旬へ!!ここから一気にクリスマス色に街は変わっていきますね。寒くても暖かな気持ちにしてくれる嬉しい季節の始まりです!

教室ブログが少し停滞気味でごめんなさい。先月 急きょ主人の来日が決まり、それに伴う準備でバタバタ、来日後は役所への届け出など色々と予定が詰まって走り回っておりましたが、先週は1週間お休みを頂き諸々の手続きもひと段落してきました。

にぎやかになったリエ先生宅。さらにパワー全開でレッスンも、ブログも進めていきますね!

さて、今日はピアニストとして活躍される世界の名演奏家について。前々から書きたいと思いつつテーマに出来ていなかった事を綴ってみたいと思います。

私は、今までに1度だけ「好きなピアニストって誰?」と年配の音楽愛好家の方に尋ねられた事があります。その頃は大学生でよく来日していた演奏家のコンサートに足を運んでいた頃だったので「アルゲリッチとかブーニンの演奏は素敵でした。」と答えたら「そうかぁ。やっぱり時代が違うか。リヒテルとかは言わないんだなぁ」とその方が仰られて少し驚いた事があります。

CDを購入しようとお店を覗けば、同じ曲を録音したピアニスト達のCDがずらりと並ぶほどにピアニストの数は多いですよね。それぞれの演奏家が曲へ込めた思い、情景、テクニックや音色などが違うから聴衆もそれを楽しめるのだと思います。自分の心に訴えかける演奏をするピアノの音を聴かせてくれるピアニストを見つける事は、心の安定剤として良い事ですよ。

私はチェコ留学時代、ピアノを弾いていない時はいつもクラシックのCDをかけていました。時にオペラだったり、交響曲、ピアノなど色々でしたが、ピアノ曲のCDを聴いて初めて涙したのがロシア人ピアニスト・指揮者の「ミハイル・プレトニョフ」でした。いつも聴いていたはずのCDでしたが落ち着いて聴いてみた時に、演奏家が伝えたい悲しみがドーンと入ってきたのを覚えています。それまで、テクニックテクニックと技術ばかりを磨いていた私の軌道を変えた演奏との出会いです。(プレトニョフのテクニックはもちろん素晴らしいですけどね)

演奏を人の前でする事は、勇気のいる事です。誰かが必ず批判をします。それでも大切な事は自分の伝えたい音・気持ち・信念を手放さない事。不安や恐怖に打ち勝って自分の気持ちを表現した演奏は人の心に伝わりますからね。そして自分の表現したい事の為だからこそ、テクニックを磨く根気強さも生まれます。批判を恐れず気持ちを表現することは演奏の第1歩かなと思っています。芸術の世界は取り扱い説明書通りでなくても良いですから。

技術と共に、表情豊かな演奏を作る力を皆さんにも育ててもらいたい!といつもレッスンに取り組んでいます。

そして、お気に入りのピアニストさんを見つけられたらその演奏の中からヒントをいっぱい探してみましょう!心に刺さった演奏の秘訣はどこだったのかな?と探求してくださいね。

最近はあまりゆっくりCDや演奏会を聴いている時間がないのですが、内田光子さん、フジ子ヘミングさん、ミハイル・プレトニョフさん、キーシンさん、アルゲリッチさん等々お気に入りのピアニストのCDは私も沢山あります。是非、皆さんも沢山の演奏を耳にしてみてください。ヒントをいっぱい得られますよ。

素敵な演奏家のコンサートを見つけた時にはまたご案内しますね☆一緒に出掛けましょう♪

angeltone-piano.com