愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

日本バッハコンクールの全国大会

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寒い日がまだまだ続く中、2月へ突入しましたね。教室には、先週・先々週にかけてインフルエンザでお休みの連絡が続いています。今年のインフルエンザは相当の威力で怖いですね。みなさんお大事にしてください。

私はお蔭さまで元気ですが、毎年冬恒例、乾燥からなのか、喋りすぎか?声が出なくなってしまう日が二日間あり、1月最後の週末はお休みをいただきレッスン生の皆さんにはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。今週から振り替えレッスンをお約束通り行いますのでよろしくお願いいたします!

さて、2月の3・4日は日本バッハコンクールの全国大会が東京で行われました。昨年の11月には名古屋で地区大会がありましたが、ついに全国大会。会場で頂いたプログラムには参加される方のお名前と一緒に地区大会名も書いてあり(全国36か所)日本中からこれだけの優秀なピアニストが集まったのか~!!とビックリでした。

今回は、小学1・2年生A部門で教室からも1人大挑戦!ということで東京まで行ってきました。小さな小学生部門とはいえ、会場の熱気・真剣さはかなりのもの。素敵なドレスの女の子や、キリッと決まった男の子たちが耳にはイヤフォンをして音源を聞きながら自分の順番を待つ様子などは、フィギュアスケートの本番待ちをしている羽生結弦選手を思い起こさせるような・・・とても1・2年生とは思えない様子でした。

部門参加者はなんと158人!!前述のプログラムにはびっしり名前が連なっており、これだけの人数の参加者に講評を書いていく審査員の先生を思うと頭が下がります。朝から始まり、休憩が入りつつとはいえ、結果発表は夜18時20分からという一日がかりのコンクール審査を後にしても、審査員の先生方はにこやかに審査を終えて全体講評でステージでのお話をしてくださり、素晴らしいなぁ。。と感動しました。

先生方は、「今回、受賞が出来なくてもそれはほんの少しの差だから、がっかりしないように。。。」という子供たちへの気遣いから、ポリフォニー音楽を弾くうえで忘れてはいけない事についてなど5名それぞれにお話くださいました。

そして、ついに結果発表!「全国大会で東京に来る事が目標だったからね、今日ここに来られて弾けた事で幸せだね」と言っていましたが、やっぱりここまで頑張って弾いた本人は何かを手にしたい!という気持ちが溢れており、見ているこちらがハラハラ(汗)・・・幸運にも「金賞」を受賞しニコニコの顔で立派なトロフィーをいただけた事にホッとしました。

教室では昨年江南ピアノコンクールで優秀賞を受賞された生徒さんをはじめ、コンクールに挑戦したい!という生徒さんの意気込みに「すごいな!」と思います。なぜならコンクールは勝負事だから。いくら頑張って練習を積みステージに向かっても、勝ちと負けが出てしまう。。嬉しい思いをするかもしれないし、悔し涙で終わるかもしれない。そこを承知で挑戦できる精神力は本当にすごいと思います。

私は小学生時代、ヤマハの作曲コンクールにほぼ強制的に出なくてはならず本当に苦痛でした。グループの仲間たちは入れ替わりで受賞をしても、私はとにかく作曲が嫌いで全く賞を取れず。そして無冠のまま6年生(笑)これが最後の作曲コンクールという事で書いた曲が「変奏曲」もう期待もなにもないので、その頃の心模様そのままの結構暗い切ないメロディをテーマに作り、そこからモーツァルトのキラキラ星変奏曲を聴きながら、こんな変奏を作ってみようかな?・・なんて母と相談しながら作った曲で出場しました。結果発表も、はなから期待していないので「今度はグループの誰が受賞するのかな~?」なんて思い座っていると自分の名前が呼ばれ「は?」と母と顔を見合わせたのを覚えています(笑)

それが私が一番初めにピアノコンクールで賞をとった始まりです。失敗続きでした。本当に。だから、教室の皆さんがコンクールに出場されるときには、あの苦い思いをしなくてすむように!!と心から願ってレッスンにも望んでいます。でも、前回の詩にあったように、失敗は心を強くしてくれる!そう思って皆さんも強く前に進んでもらいたいです。

いずれ、私の初受賞のオリジナル曲「変奏曲」も皆さんにお聞かせ出来るといいですね。今でもこのメロディだけは、覚えています。やっぱりせつないメロディで6年生にしては随分沈んでいますが(笑)

若い頃の経験は、きっと大人になる手助けになります。若い頃の傷は治りも早い!目標をもって、一緒に前進しましょうね☆

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