愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

原点にもどる

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9月が始まりました。夜には秋の虫の声が聞こえるようになり、季節の移り変わりを感じますね。

夏休みの間、指導書を読んだり、生徒さんが弾く曲の歌詞を聞いて「この曲の歌詞が良くて好きなんだ」と言っていた生徒さんの様子を思い出したり、ドレミファレッスン用の曲を書いたり・・・楽しいピアノ時間のヒントを探しながら過ごした今年の夏。そして休み明けの皆さんの演奏を聴いて改めて思った事が「原点へもどる」という事でした。

何の事かと言うと「音」です。エンジェルトーンという名前を教室につけた時の私の決意は「教室へ通う生徒さん達の音色が天使の音色であるように」というものでした。日本は英才教育が盛んで、小さなころから沢山の習い事への門が開かれた環境であるが故についつい「人より少しでも先へ進む事が良い事」となっている気がします。ピアノにおいても、テキストは少しでも早く先へ!!という競争観念のようなものが親にも子にもいつの間にか備わってしまっています。

もちろん、いつまでも同じところを繰り返し弾き続ける事が良いわけではないのですが、進度よりも大切な事がピアノにはあると思っています。それが音色を作る事のできる指やタッチ、聞き分ける耳を身につける事です。「エンジェルトーンの子達は音がきれい!」と言ってもらいたいですし、レッスン生の皆さんには「ここではこんな音を出したいからこう弾いてみよう」と考えられるような創造性をレッスンの中で育んでもらいたいと思います。その為に必要な事は、慌てずに基礎を作り上げる事。土台がしっかりしていれば、テクニックもつきやすく、難しい曲へも挑戦できるようになるのです。

そのため小さいレッスン生さんには手を取って、1本ずつ音の出し方を毎週丁寧にレッスンします。言葉で聞くだけ、目で見るだけよりも実際にお子様の指を動かすことで、生徒さんは「打鍵のスピード、位置、手首や腕の動き」を体感し正しい音の出し方を始めの段階でつける事が出来るようになります。音符とリズムが読めたらへんてこな指でも合格。としないで正しいタッチでの完成を目指しましょう。(お家の練習でも)

打鍵については、小さなお子様から大人のレッスン生まで頻繁に話題にしています。レッスンノートに指のタッチについて書いてあったりするときには「どんな風に弾くと良いの?」とお子様に質問してみてください。さっと答えが返ってくるか、はたまた「え~?なんだったけ?」となるか?(笑)曲の背景や場面設定に関しては、さらに頻繁に話しています!皆さんの想像力がどんどん膨らむように沢山の例を出して話していますよ♪練習の時に思い出してくれていますか~?(笑)

「あの子の音は綺麗だから聞きたくなる」そんな風に言われるように、一つ一つの音に命を吹き込んで、天使の音色を作り上げていきましょう♪難しい曲を無理やり弾くよりも、小さな曲を丁寧に色彩豊かに弾く事の方がきっと感動を呼びます🎼

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