愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

曲のイメージを作り出す第1歩

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先週は、連日の雷雨で大変でしたね。大雨の被害で犬山市がニュースでも流れて、日本各地のお友達や教え子さんのお宅から心配して連絡を頂くほどでした。幸い、教室は何も問題なくレッスンは続けられています。とはいえ自然の力は恐ろしいなぁとつくづく思う日々でした。

そして先日のレッスン中にとても嬉しい事があったのでご紹介したいと思います♪今は、導入やドレミファレッスンの生徒さんを除いては夏の一曲を決めて練習が始まったところですね。今回のテーマになっているレッスン生さんが選んだ曲はクラシック曲の中の一つでした。題名は「トロイカ」この言葉だけを聞いて、「あぁ、トロイカね。トロイカっていうのは○○の事を言うんでしょ。」と言える人は少ないのではないでしょうか?これは、ロシア語で「3頭立ての馬車。馬そり」という意味の言葉です。幼稚園の生徒さんにどう伝えようかな~と考えながら、ロシアの雪原風景を思いながら「トロイカっていうのはね・・・」と話しを始めると生徒さんから「知ってるよ!」と一声が!!「えっ!?知ってる?雪の上を走るお馬さん3頭の馬車のこと?」と聞きなおすと「ここに書いてあるよ」と楽譜の隅を指さします。「なになにっ!?」と驚いて見てみると・・・そこには生徒さんのお母様がイメージして書いて下さった雪の中を走る3頭立ての馬車のイラストがあったのです!!私は、とってもビックリしました!!そして、お母様のレッスンサポートの素晴らしさに感動して「まぁ!なんて素晴らしいの!!」と大絶賛しました☆☆☆

私たちは、外国の作曲家の作った曲を演奏する事が多いだけに、外国語の題名の曲はしょっちゅう出現してきます。今、娘が弾いている曲は「アラベスク」ですがこれも、このままの名前では意味がピンときません。この意味は「アラビア風の装飾模様。つる草や花、葉を用いた模様」の事です。私は絵がとても苦手なので前述のお母様のように絵で教えてあげられないので、アラベスク模様の写真を見せて「これがアラベスクなんだよ」と切り出します。これだけだと「綺麗な模様だね」終わってしまいそうな所ですがもうひと押し、身近な物でイメージをつなぐために今回私が見つけたのが、ちょうど娘が学校で育てているアサガオです。「アサガオ、毎日ぐんぐんつるが伸びていくでしょ?ほら、お庭に植えたアサガオも、あんなにつるが伸びて葉っぱが出てきている!」これがアラベスクの勢いよ!我が家のアサガオはみんなアラベスクちゃんだよ。アラベスクちゃんにお水をあげて~」とすると、娘の中ではアラベスクのイメージがしっかり出来上がるわけです。速いパッセージはつるを伸ばす様子を表して!と弾き方へも繋がっていきます。

私は子供の頃、そんな事考えもせずただ「アラベスク」という曲を弾いて終わりましたが、そうではない意味の分かった演奏をエンジェルトーンの皆さんには導いていきたいと思います。音楽を通して、色々な国の言葉まで少しずつ覚えられるなんて素敵な話です♪知らない題名はそのままにしないでちょっと調べてみてくださいね。一気にイメージが膨らむキーポイントになることでしょう♪

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