愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

母と子の笑顔レッスンを目指して

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昨日は久しぶりの大雨で、今日はそのせいか涼しい朝です。レッスンの始まるころになるとじわじわ蒸し暑さが襲ってきそうですが、初夏の朝は気持ち良いですね。

さて、今日は教室でレッスンを受けられているお子様を持つお母様へのメッセージになるかな?と思います。というのも、先日あるお母様からラインで「ちょっと聞きたい事があるのですが、いつお電話したら良いでしょうか?」と届いた事があったからです。レッスン終了後にお電話をかけてみたところ、こんな内容でした。

お子様が楽譜に書いてある音符の音が読めず、お母様にドレミで全部の音を書いて!とお願いしてきたそうです。でも、それでは力がつかないとお母様は思い お子様と一緒に音符を数えながら読ませてはみたのですが、イライラして厳しい言葉をかけてしまいお子様が泣いて練習する状態だった。せっかくやる気になって毎日ピアノに向かっているお子様を、お母様が嫌いにさせてしまうのではないか・・・ととても不安になられたとの事でした。

こちらのお子様は、エンジェルコンサートを終えてから、本当にピアノへの取り組みが変わり、突然テキストがぐんぐん進みだしたので今回、音符が読めなかったのは力不足のせいではなく、音域が広がり今まで見たことの無い音符の場所が出てきた事が原因でした。まず、その過程をお母様にお話してから、「ドレミで全部教えてあげてください。次回のレッスンでお子様と音符の確認をしますので大丈夫ですよ。よく知っているメロディーなので楽しくお歌を歌いながら指を動かす練習が出来れば大丈夫です♪」とお答えしました。

お家でのピアノ練習は、3年生くらいからは1人で頑張れるようになってきますが小さい間はお母さんが側に寄り添って一緒に弾けるようにしていく事が理想的かな~と思います。でも!お子様は大好きなお母様の前だからこそ、お母様からのアドバイスに怒ったり、聞かないふりをしたり、ダラダラ弾いたり・・・そんなお子様を見て、今度はお母様がイライラ~!!爆発!!という具合になりやすいのはきっとどこのご家庭でも一緒ですね。(笑)

やる気のないときには、もちろん叱る事も母親の役目として大切だと思いますが、怒ってばかりになるのはお子様だけでなくお母様もどっと疲れます。なので、私は自分の子供のレッスン時にはイライラしない「おまじない」として弾いている子供のすぐ横に座って、子供の背中に手を添えるようにしています。これが、何となくですが「共同体!」的な気持ちを起こさせて私だけでなく子供もやる気をもって目標の場所まで頑張れるようになるのです。時に、背中に手を置かず厳しくレッスンする事もありますが、同じ弾けるようになる過程でも「上から下への視線」で子供に教えるより「一緒に歩む」練習の方が楽しい音が鳴っているのは間違いないと思います。

「怖いから弾かなきゃ」ではなくて「お母さんもいるから弾けるかも」という挑戦の気持ちで練習に向かえるようにお子様を導いてあげたいですね。☆お母さん☆はお子様にとって特別な存在ですから☆☆☆

ちなみに・・・今回のように一番初めに習うピアノの音域から上下に広がり、音符を読む事が大変になったときには、レッスンでも拒否反応が出るお子様がいらっしゃいます。突然、絶え間なく話をする子、歌いまくる子、ピアノをバンバン音だけ出している子・・・などが拒否反応発生の兆候です(笑)こうなる前に先手を打ちたいと用意しているプリントが「虹のおんぷ」です。「テキストの隣に置いて、読めない音符が出てきたら虹のおんぷから探してみよう」と始めるとみんなゲームの感覚で楽しく音符を探し始めて「あっ!ソだ~!」と言いながら新しい音域にも挑んでいけるようになります。

お母様方に負担をかける事がないよう、レッスンの中で極力お子様の疑問は解決してレッスンを終えたいと考えていますが、お家で行き詰っている様子が見られたらどうぞ寄り添ってみてあげてください。そして、ご質問はいつでもご連絡くださいね。

トップにどんな絵を載せようか・・・と探していたら、まさに!母と子の笑顔レッスンの写真を見つけました!なんと!背中に手を添えています!!是非お試しくださいね♪

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