読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

本当の暗譜が出来るまで

f:id:angeltone:20160330030045j:plain

レッスン生の皆さんは終業式を終え春休みに入りました。教室の方は、コンサートへ向けての演奏磨きのレッスンが始まっています!!

コンサートでは、皆さん連弾とソロとで2回出演していただきます。連弾の曲に関しては暗譜で弾かず楽譜を譜面台に置いた状態で演奏していただきますので大丈夫ですが、ソロの曲は皆さん暗譜で弾いてもらいたいと考えています。そこで、今日は暗譜についてのお話しです。

最近では「もう楽譜無しで弾ける!」と張り切って弾いてくれる子が何人か出てきています。ただ、そういう子達の暗譜は残念ながら本当の暗譜でないことが多いです。暗譜というと、どうしても「音を覚える!」という事に集中してしまって他の大切な事が抜けてしまっている事が多いのですが本当の暗譜というのは音はもちろん、強弱記号、スラーやスタッカート、表現用語などがどこに配置されていたかまで頭に入っていなくてはいけないのです。

なぜなら、音だけ覚えた演奏だと機械の演奏になってしまうから。エンジェルトーンで大切にしている事は曲を自分の中で消化して演奏に繋げる事です。その上で重要なことは表現記号をしっかり頭に入れておくこと。それがなくては曲のイメージが膨らみません。

以前にも暗譜の練習法を書いた事がありましたが、大切なのは最後の最後まで(音を覚えた後でも)楽譜を置いて練習する時間を忘れないことです。よくよく楽譜を見て、何ページ目の何段目にはこんなメロディーが書かれている。と頭の中にインプットされるくらいまでになったら暗譜が出来た!と言えるのです。ただ、これはなかなか大変。

コンサート経験を何度も積んできた私も、完全に全てを頭にインプットできた!と思えるまでには時間がかかります。曲が長くなり、複雑になればなるほど表現記号も増えてくるので難しいです。もちろん、この超完璧レベルまで達していなくてもコンサートで弾ききる事は出来ますし、問題はないのですが自分への自信が違います。何といってもステージの上では一発勝負!その1回の演奏に不安や邪念が入らないようにするには集中力と練習の積み重ねから出来る自信なのです。頭の中に楽譜のコピーが出来ているくらいまで、頑張れるとドキドキしていてもしっかり弾けます。

私はやっぱりプラハ音楽院時代が一番ピアノ漬けの生活をしていましたが、たびたびコンサートがあったので、暗譜が出来ているか試そうと五線紙に演奏するピアノ楽譜を記憶をたよりに書いてみようとチャレンジしたことがあります。。。。無謀すぎでした(笑)ちょっと書き始めて「こりゃダメだ~」と思った記憶があります。ハハハ

さすがに楽譜を書くまでは大変ですが、暗譜が突然頭の中から消えてしまったことを想定して、曲のどこからでも立て直して弾けるようにはしておけると良いですね♪

日本での学生時代は「ステージには魔物が住む」といつも言われているのを聞いていました。それが、本番への恐怖を駆り立てていく原因だったと思うのですがウィーンを見てプラハで学び、色々な場所で演奏をして私が見たことは・・・素敵なホールの天井にはいつもエンジェルが描かれていたり、彫られていたという事実。ピアノを弾きながらふっと見上げた天井にエンジェルを見つけた時は本当に心が安らぎました。

私たちは、魔物と戦うためにピアノのコンサートをするのではなく、音楽の天使と繋がるためにピアノを奏でているんですよね♪ 本当のステージは天使が舞う暖かいステージなんですよ★

 

angeltone-piano.com