愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

ピアノの音で気分が分かる 後編

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前回に続き、ピアノの音のお話しです。。以前にも書いた事がありますが、ピアノは鍵盤さえ押せば音が鳴ります。それが故に曲さえ覚えてしまえば心ここにあらず・・でも弾けてしまうのがピアノなのです。これが、トランペットや歌だったら・・?そういうわけにはいきませんよね。何せ自分の息がなければ音が鳴らない。音楽が作れないのですから。

ピアノでは、楽に音が出てしまう分 楽器への感情移入が少しハードルの高いものとなりやすいので、曲のイメージ像や歌うようなフレージングを私のレッスンではかなり重点的にやっています。それがピアノを弾く時の習慣になってしまえば今後、どんな曲でも生徒さんが自分でファンタジーの世界を描いていけるようになると思っています。こういう事は、本来子供さんたちの方が得意分野ですからね♪

そして、いずれ自由に心に描くイメージを演奏できるようになったらその時、ピアノが自分の気持ちをお見通しで音を発していることを実感できると思います。

私は、どちらかというとステージでの演奏の際頭の中が緊張で真っ白になるタイプというよりは、神経が研ぎ澄まされていつも気にかけなかったことまで気づくようになるタイプなのでまさに、コンサートで演奏している最中に「あ~こういう事だったのか」と新しい曲の理解を感じながら演奏していることが多々あります。

そんな本番中の発見で学生時代に感動したのが、スタンウェイのピアノ。言わずと知れた最高峰と言われるピアノメーカーです。それまでも色々な機会に弾いてきたことはあったと思うのですが、私の技術が未熟だったせいでスタンウェイの良さはまだ理解できていなかったのですが、ある日のコンサートでそのピアノの素晴らしさを実感しました。「こう弾きたい」と思った音を完全に再現する事が出来たのです!キラキラ輝くような鮮やかな音と繊細な音色の変化はやっぱりスタンウェイが別格です☆彡

レッスン室にはそう簡単にスタンウェイを入れることはできませんが(泣)名器で弾く機会は是非作ってあげられれば!と考えています♬

番外編で私が衝撃の発見をしたステージ小話♪ プラハでのオーケストラとの共演の時でした。何度も何度も弾きこみ、CDも毎日聞いていた大好きな曲でしたが本番での演奏で「チェロとの掛け合いがこんなに美しく書かれていたのかー!!」ともうビックリした覚えがあります。こういう発見があるたびに、憧れの作曲家と少し分かり合えた気がしてとても幸せになります。こんな気持ちを生徒の皆さんにも早く感じてもらえるようレッスンも張り切っていきま~す!!

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