愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

レッスンで大切にしたいこと

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少しずつ暖かい日が増え、教室の庭には梅の花が咲き始めました。春の到来が待ち遠しいですね。

2月は体験レッスンに参加される方が多くいらっしゃり、初心者の小さなお子様から経験者の方まで、レッスンの様子を体験された上でご入会いただき大変嬉しく思います。新しいレッスン生の皆さんとの天使の音探しにワクワクしています♪

体験レッスンに来られる際、ピアノ経験者の皆さんにはそれまで使っていた楽譜を持ってきていただいています。それを見て驚くことは、どの生徒さんもほぼ同じ楽譜を持ってくること、そして教材の多さです。テクニック、練習曲、バロック、古典、曲集、そしてワークブックや五線ノートなどですがこれを皆さん30分レッスンの中でやっていたとおっしゃるので私はいつもビックリしてしまいます。

確かに、私も小学生の頃にはそれらの楽譜をこなし、さらに作曲や伴奏付けの宿題などにも苦戦して大変でしたが、それは私がピアノの道へ進みたいと決めていたからだと思っていました。楽しく趣味としてピアノを続けたいと思っている生徒さん達には、これ程沢山のテキストを詰め込む必要はあるのかな?と正直思ってしまいます。もちろん、突然音楽の道に進みたい!と気持ちが変わるかも知れないから。と言われればそうなのですが、これだけの数の課題を30分でしっかりレッスンするのは・・・出来るのでしょうかね??

私は、生徒さんの要望を重視してレッスンカリキュラムを一人ひとり決めていく為、導入の部分では同じテキストを使うことがありますが、それ以降はそれぞれ変わっていきます。それは、ピアノが生徒さんにとって負担にならないようにしたいから。ピアノの前にはポジティブな気持ちで座ってほしいと思うのです。そうでないと、天使の音探しが始まりません。

私のレッスンでは、生徒さん自身が演奏している曲を理解して理想をもって弾くこと、自分が奏でている音に敏感になることを一番大切にしています。講師に言われたままに訳も分からず曲を弾くのではなく、しっかり楽譜と向き合って自ら「こう弾きたい」という気持ちを育む事で音も演奏も輝き始めます。

「ピアノをやる子は全員○○の練習曲をやらなくてはならない!!」ではなくて、良いとこ取りをしながら、バランスよく丁寧に曲を仕上げるレッスンの形があっても良いのではないかな?と思う今日この頃でした♪上の写真はチェコで数年前から始まっている活動で、「公共の場にピアノを設置して弾きたい人が好きに弾く事が出来る」というピアノをたまたま弾いているチェコの警察官です。私は、今教室に通ってくださっている生徒さん達が大きく成長されて大人になった時に、ふっと見かけたピアノに座って一緒に練習した曲を懐かしく弾く事が出来るようなレッスンをしたいといつも思っています。天使の音色レッスンが皆さんの心の片隅にに良い思い出として残りますように・・・★

 

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