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愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

ピアノのおけいこ 年齢に見合った曲を弾くべき?それとも?

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今回は、日本で頻繁に見かける光景、小さいお子様たちが今の手の大きさや感情表現に合わないような難曲を無理に弾いている事が良い事なのかどうなのか?がテーマです。

英才教育が行き過ぎてしまったのか、それとも理想を追いすぎなのか、はたまた「この子は出来る」と決めつけているのか・・・??どこかの発表会などを聞かせていただいたりすると、よくそういった光景が見られます。コンクール入賞を狙う保護者、ピアノ講師の子供によくある光景なような気がしないでもありません。(実際、私が一時お世話になった先生のお子様も小さい頃に全然 彼女の力に見合わない曲を弾かされていましたが、親の方は自慢げでした)

年齢と技術に見合った曲を上品に弾きこなすのと、年齢、技術はそっちのけで少しでも人より長けていると感じられる難しい曲を選び必死で弾くのと、どちらが楽しいピアノの姿なのでしょう?私のチェコ留学時代の恩師は、技量の見合わないピアノを弾く子がいると大変憤慨されていました。「どうして、こんな風に子供の才能をつぶしていくのかしら!!?」と。。子供が、大人の服を着ても似合わないのと同じように、子供時代にはその時期にあった無理のない曲を弾くことが大切なのです。手の大きさが大きくなって骨格もしっかりしてくると同時にテクニックもつけていけば、難しい曲は大きくなっていくらでも弾けます。大切なのは何といっても基礎作り。一人ひとりの力に見合った曲を理解して弾ける方が最終的には力が付きます。他のお子様の演奏を聞いて、あせったりしないで「私たちは今の曲を一番素敵に弾きましょう」という気持ちでおけいこをしてもらえればと思います。

もちろん、天才ピアノ少年である牛田君のようにピアノと音楽が体にすっかり溶け込んで弾きこなす素晴らしい人物もいます。彼のようにピュアで上質な演奏が出来るまでには、才能だけでなく、それに負けないくらいの努力があるからです。一日のすべての空き時間をピアノに捧げるくらいにピアノが好きで音を聴く努力が出来なくてはなれないと私は思います。そして忘れていけないのが、ピアニストとして活躍しだしたまだ小さい頃の牛田君は、難曲を演奏するうえで彼の手の大きさでは弾けないと判断した部分はばっさり楽曲カットして演奏していたことです。これが正しい選択だと思います。上の動画がまさに曲をカットした状態で演奏している彼のとても上品な演奏の様子です。

背伸びすれば良いわけではありません。美しい演奏、喜びが伝わってこないのならば、やっぱりそこには問題があるのではないでしょうか。

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