愛知県犬山市のピアノ教室☆エンジェルトーン blog

愛知県犬山市のピアノ教室 「エンジェルトーン」講師Rieのブログ ピアノ練習法、レッスン法、ピアノ講師の選び方や生徒さんの記録

本番が怖くなくなるピアノ練習法

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ピアノをおけいこしているお子様にとって発表会は楽しみの場であると同時に一人でステージに立ち演奏するという緊張感に包まれた場所でもあります。

たいていの音楽教室では1年もしくは1年半に1度くらいは発表会があるでしょうから、その日を目標として大好きな曲や素敵な衣装を用意して親子ともに頑張っていらっしゃると思います。ただ、演奏する本人は、普段とは全く違う空気の中で弾くというプレッシャーにまず打ち勝たなくてはなりません。緊張の嵐に飲み込まれず天使の舞う演奏ができるように、日頃の練習を積み上げましょう。

今回は、小さなお子様でも実践できる本番に負けない練習方法を少し紹介します。ちなみに、これは私がプラハでの留学中に特に実践していました。コンサートが続き沢山の曲をまんべんなく弾ける状態で維持するのにも大変役立ちました。簡単ですが効果大です。

1.片手ずつスラスラ弾けるように練習

こんなの譜読みの段階でしょ。という声が聞こえてきそうですが、両手で弾けるようになった時点で片手での練習を全くしないのはもったいないですよ。なぜなら、普段の練習ではリラックスして弾いているので、両手がある程度自動で動き出すのです。

突然「はい、左手だけ弾いてみて」と言われると大抵の人はかなりの弾きづらさを感じます。そこで脳に緊張感が出て片手での演奏に集中できる。→手の自動運転が止まる。→集中した練習を通して暗譜の再確認となります。

発表会などで、よくあるのが右手のメロディーは弾けるけれど左手の音を忘れてしまったというパターン。これを起こさせないようにする一番早い練習法です。右手を歌いながら左手だけでさらりと弾けるように練習しましょう

2.楽譜のどこからでも弾けるように

ステージで何が一番怖いか・・・暗譜を忘れる事。これに尽きるのではないでしょうか。本番の日まで練習して弾けなかったところが、突然ステージで弾けるようになることはないので、それはステージを恐れる原因ではありません。やっぱり暗譜です。

何ページもある曲をしっかり頭に叩き込むという行為を小さなピアニストさん達はしているのですから、ピアノを弾く子の頭がよいのは納得です。さぁ、暗譜が飛んでしまわないように!短い曲であるなら数小節、長い曲ならメロディーごと、部分ごとに分けて練習しておきましょう。1曲を最初から最後までダラッと弾いているだけの練習ではまた前述の両手の自動演奏になって本番の緊張感に勝てません。

3.聞いてみよう

片手の練習、細かく分けた練習もできたら、さぁ!もう一度両手で最初から弾いてみましょう。今までの練習で弾きにくさを味わった分さらりと弾けるはずです。そうしたら、録音です。練習の最後の演奏を録音してみましょう。演奏前におじぎもすると、小さなことながら緊張感も少し出てきます。そうして録音した自分の演奏を聴くと、客観的に冷静に自分の音を頭の中で整理できます。楽譜を見ながら、「あ!ここ先生に言われたのに直ってない」とか見つけられたら次の練習の目標も出来ますね。

 

本番に負けない練習法は、まだまだありますが今回はすぐに小さなお子様でも試していただけるものを紹介してみました。

子供は、小さな変化を大きく楽しめる才能を持ち合わせているので、「今日はこんな練習してみよう!」とゲーム感覚で始めてみてはどうでしょうか?

ご家族みなさんで発表会を乗り切りましょう!

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